研究課題/領域番号 |
13680277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
水戸 博道 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (60219681)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 音楽 / 記憶 / J-pop / ポピュラー音楽 / 認知技能 / 歌 / 発達 / マスメディア / ポピユラー音楽 / 経験 / ポピューラー音楽 / 聴取 / リズム / ジャンル |
研究概要 |
マスメディアを中心とした日常生活での音楽経験が音楽行動の発達にどのように寄与しているかを調べるために、異なる音楽経験を持つ人々の間で音楽経験と音楽能力の間にどのような関連があるのかを調査した。13年度の研究では、日常生活でJ-popの歌を聴く事の少ない年輩者の歌の記憶を調べた。その結果、年輩者はJ-popの歌の記憶成績がいちじるしく悪く、日常生活での音楽聴取体験の量の多少が歌の記憶という音楽の認知技能と関連があることが示された。平成14年度では、若者と年輩者対して日常生活の音楽行動と認知技能を調べるために、インタビューによる音楽行動の聞き取り調査と歌の記憶実験を行った。インタビューの結果、音楽行動の量的側面については、年代の異なる2つのグループの参加者の間に差は見られなかった。一方、音楽行動の質的側面においては、2つのグループの間に差が見られた。従来の研究でも明らかにされていたように、若者グループと年輩者グループでは日頃良く聴くポピュラー音楽のジャンルが異なっていた。さらに、若者グループは日常生活で好きな曲を練習するなど、積極的な歌唱行動が多く見られたのに対して、年輩者グループではこのような行動はあまり報告されなかった。歌の記憶実験においては、記憶の成績とその方法の2つの面において若者グループと年輩者グループの間に差が見られた。若者グループは年輩者グループに比べて記憶の成績が良く、また記憶の方法においても年輩者グループよりも多くの記憶方策を用いている事がわかった。以上の結果より、日常生活での音楽経験の違いが認知技能の発達に影響を及ぼしている事が示された。つまり、若者は年輩者に比べ日常生活の中から高い音楽的技能を身につけていることが示された。さらに、この技能は、日常生活における聴取経験の差のみからきているのでは無く、日常生活における歌唱行動の差にも要因があることがわかった。
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