• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

国語教育・理科教育共同による教科間の認識方法の相違に着目した基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13680296
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育
研究機関京都教育大学

研究代表者

植山 俊宏  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (50193850)

研究分担者 坂東 忠司  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (70218676)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード説明的文章教材 / 認識方法 / 直接認識 / 間接認識 / 私の好きな一本の木 / 実践者の認識観の状況 / 「私の好きな一本の木」 / 説明文教材 / 屋久島 / 環境学習 / 類推・想像
研究概要

最終年度の本年度は、第一年度の基礎研究をふまえて試行的授業実践と成果の集約に取り組んだ。
(国語教育領域)
説明的文章教材の読みにおける間接認識に重点を置いた試行的授業実践に取り組んだ。要点は、以下のとおり。
・説明的文章の読みの学習をテーマにした特定の校内研究の授業作りに関わって、極力ことばの理解を通して間接的認識力の育成を図った。
・授業者たちの理科学習と国語科学習との学力観、認識観、学習方法観などの意識に関する調査を行い、特に認識観・学力観の相違の意識が明確かどうかを捉えた。
・国語科説明的文章教材の分析を再検討し、国語と理科の双方から見て評価点が異なることを見出した。
(理科教育領域=主に生物学)
「一本の木」に着目し、学習者観で嗜好や認識が異なることを前面に出した試行的授業実践に取り組んだ。
・学習者各自がそれぞれ「好きな一本の木」を選び、多角的な角度から調査を行い、相互にレポートし合う実地調査的授業を進めた。
・学習者各自の認識のありようとその個性がかなり自然に明確にされた。
・学習者各自の認識の異なりを相互交流の中で多重の認識、認識の相違のメタ認識という新しい認識を生む契機と捉える実践によって、多様な認識が得られるとともに、その進化も図られた。
<成果の集約>
・小学校教師に対する「国語の説明的文章学習」と「理科の学習」との認識の相違を調べる調査を行い、教材の内容面、言語的特色面に対する意識に多様性があることと、意識そのものが未成熟であることを見出した。
・「私の好きな一本の木」という学習者の個性や認識の多様性を前提とした授業を行い、認識の発露においてかなり有効なモチーフであることを見出した。
・小学校国語科説明的文章教材を国語教育学と生物学の両方の領域から評価的に再検討し、両者の視点の取り方により、一定の相違があることが見出された。これは特に国語科説明的文章学習の独自をとらえる基礎的な資料になると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 植山 俊宏: "戦後説明的文章指導論の展開(5)-小学校教材「鳥取砂丘」を中心に-"『教育学研究紀要』中国四国教育学会. 第48巻第二部. 72-77 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂東 忠司: "一本の木から学ぶ活動 私の好きな木"大日本図書. 14 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiroshi Ueyama: 48. 72-77 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tadashi Bando: 14 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 植山 俊宏: "戦後説明的文章指導論の展開(5)-小学校教材「鳥取砂丘」を中心に-"『教育学研究紀要』中国四国教育学会. 第48巻第二部. 72-77 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 坂東 忠司: "一本の木から学ぶ活動 私の好きな木"大日本図書. 14 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 植山 俊宏: "得意とする読み方をさがす"月刊国語教育. 354. 16-19 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 植山 俊宏: "納得を導く事実をとらえる表現-その機能に着目して-"月刊国語教育研究. 356. 28-33 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 園山 博, 坂東忠司: "ホウネンエビとその遊泳脚に付着する藻類を利用した教材開発"生物教育. 41(3, 4). 140 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 長谷川 真, 園山 博, 坂東忠司: "水ワラビを用いた生活史の教材化と実践報告"フォーラム理科教育. 3. 16-22 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 浜崎敦史, 長谷川 真, 坂東忠司: "RGBカラー分解を用いた紅葉の観察"フォーラム理科教育. 3. 57-61 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi