研究課題/領域番号 |
13680320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
谷本 美彦 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (80041052)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 奈良の学習法 / 合科学習 / 奈良プラン / 未分科教育 / 動的教育法 / 直観科 / 戦前の社会科 / 作業主義 / 生活即学習 / 大正・昭和初期の新教育 / 戦後の新教育 / 生きる力 |
研究概要 |
1 研究課題(「生きる力」をばぐくむカリキュラムの構成原理・実践化の手続き・評価基準の開発)の研究を進める前提として、戦前、戦後の「生きる力」をはぐくむカリキュラムと考えられる、次の三小学校に絞り、資料収集を行った。 ・奈良女子高等師範学校(奈良女子大学文学部)附属小学校 ・東京女子高等師範学校(お茶の水女子大学)附属小学校 ・兵庫女子師範学校(神戸大学発達科学部)附属小学校 2 報告書には、奈良女子高等師範学校(奈良女子大学)附属小学校における以下の各時代の「合科学習」について、目的、カリキュラム構成の原理、学習方法、評価方法について考察を行った。 (1)1920年代前半-独自学習及び相互学習を包摂した合科学習 (2)1920年代後半〜30年代前半-「大合科」学習の考え方に基づく合科学習 (3)1940年代後半-「しごと」・「けいこ」・「なかよし」からなる合科学習(奈良プラン) 3 研究の暫定的な結論として、以下の点を得た。 ・カリキュラム構成の原理-学校目標、子どもの実態、保護者の要望、地域社会の実態等の調査をもとに作成する必要がある。 ・実践化の手続き-教師、保護者、地域社会等を含む環境の整備と設定を行う。教師は、子どもの実態をもとに、あらかじめ、詳細な指導・援助計画を持っていること。しかし、実践の際には、計画にこだわらない柔軟な対応を行うこと。 ・評価方法-学業成績だけでなく、子どものノート、作品など多角的な方法で、子どもの様々な側面を評価する必要がある。
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