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生徒のミスコンセプションの克服を基盤にした数学教授法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13680327
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育
研究機関川村学園女子大学

研究代表者

原田 耕平  川村学園女子大学, 教育学部, 教授 (10238181)

研究分担者 能田 伸彦  岩手大学, 教育学部, 教授 (80020121)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードミスコンセプション / 数学教授法 / 証明 / 幾何 / 証明問題
研究概要

本研究の目的は、ジュネーブ学派の相互作用論を手掛かりとして、生徒のミスコンセプションの克服を基盤した数学教授法の開発を行うことである。とくに我々は、この相互作用論の中の「弁証法-教授学的方法」を、生徒のミスコンセプションを克服する手段として適用する。
この研究目的を達成するために、我々は、ブロッソーの教授学的場の理論を基礎として教授法の理論的構築を行い、教授学的実験を計画した。実験の問題は、2種類の幾何の証明問題であり、「三角形の合同条件」を利用して解決する問題と「三角形の比の定理」を利用して解決する問題である。この問題解決において、「3点が一直線上にある」ことを図形の「知覚的把握」によって認めるというミスコンセプションを同定した。また、このミスコンセプションを生徒に克服させるために、我々は、教授学的場の系列「ミスコンセプションを認識する場」、「ミスコンセプションを克服する場」、「獲得した知識を利用する場」を設定した。
この教授法の有用性を実証するために、中学2年生と3年生を対象として、4つの教授学的実験を実施した。実験結果から、この教授法によっでミスコンセプションをもつ生徒がミスコンセプションを克服し、新しい問題解決において、ミスコンセプションを克服する過程で獲得した知識を利用して、多様な活動を生み出すことが明らかになった。このことから本教授法の有用性が実証された。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 原田耕平: "幾何の証明問題の解決における生徒の誤った推論の克服の手段"日本数学教育学会 第35回数学教育論文発表会論文集. 445-450 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HARADA, Kohei: "The means of overcoming students' errors in inference in geometrical proof-problem solving"Proceedings of the 35th Conference of Japan Society of Mathematical Education. 445-450 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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