研究課題/領域番号 |
13680350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐藤 尚子 千葉大学, 留学生センター, 助教授 (40251152)
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研究分担者 |
工藤 真由美 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30186415)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 語彙調査 / 日本語教育 / 理科教科書 / 児童生徒 / 小学校 |
研究概要 |
平成13年度は大日本図書、東京書籍2社の小学校4年から6年までの理科教科書(計12冊)に使用されている語彙のデータベースを作成した。 平成14年度はそのデータベースをもとに次のような調査作業を行い、報告書を作成した。 1.小学校理科教科書『新訂 たのしい理科』(大日本図書 平成11年2月28日文部省検定済)4年上下・5年上下・6年上下全6冊の異なり語数(2、935語)、延べ語数(24、902語)を得た。これらの語の品詞別、語種別の特徴を計量的な面と教科内容の分野の面から考察した。 2.理科教科書の語彙のデータと既に行われている小学校社会科教科書(『新編 新しい社会』東京書籍 平成7年2月15日検定済) 4年上下、5年上下、6年上下全6冊の語彙調査で得られたデータとの比較、『児童生徒に対する日本語教育のための基本語彙調査』(1996 工藤真由美 横浜国立大学教育学部工藤真由美研究室報告書:1999ひつじ書房より改訂発行)との比較を行った。その結果、理科教科書の使用語彙と社会科教科書の使用語彙とでは異なり語数で999語(理科教科書の異なり語数全体の34.0%)、延べ語数で16、510語(理科教科書の延べ語数全体の66.3%)が共通であった。また、理科教科書、社会科教科書、『児童生徒に対する日本語教育のための基本語彙調査』の3者において、異なり語数で646語(理科教科書の異なり語数全体の22.0%)が共通していた。2教科の教科書に共通している語、理科教科書のみに使用された語について、品詞、語種を中心にその特徴を見た。 3.「理科教科書使用語彙リスト:五十音順」「理科教科書使用語彙リスト:使用度数順(社会科教科書使用語彙との対応を含む)」「理科教科書と社会科教科書に共通する語彙リスト:理科教科書使用度数順(『児童生徒に対する日本語教育のための基本語彙調査』との対応を含む)」の三種類のリストを作成し、報告書に掲載した。
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