研究課題/領域番号 |
13680367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 独立行政法人国立国語研究所 |
研究代表者 |
菅井 英明 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (10332131)
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研究分担者 |
柳澤 好昭 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門第二領域, 領域長 (80249911)
小河原 義朗 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門第一領域, 研究員 (70302065)
杉本 明子 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門第一領域, 研究員 (30311145)
赤木 浩文 専修大学, 国際交流センター, 常勤属託
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 評価 / テスティング / コミュニカテブ・テスティング / アイテム作成法 / 言語テストインターネット資料室 / 文献データベース / アイテムバンク / 学習者用語彙力評価ゲーム / コミュニカティブ・テスティング / 評価法 / 言語テスト / 大規模標準化テスト / 言語テスト作成ツール / 言語テストデータベース / 日本語教育 |
研究概要 |
1.研究の目的 本研究は,言語教育で用いられている評価・テスティングに関する情報の収集および体系的な分析を行い、この15年程で急速に発達したこの分野の研究開発理論を日本語教育に紹介して、評価を実施する際の有用な資料となることを目指した。また、研究開発をインターネット上で行うことができるツールを作成し配布した。従来の日本語語教育では評価に対しあまり関心がもたれなかったが、平成十四年度から施行されている「日本留学試験」などにより、この分野への関心が集まり、本研究はそれに応えて日本語教育全体の質を向上させることができるものと信ずる。 2.研究の方法と結果 本研究では、まず言語テストを行っている各実施団体からサンプル問題等を収集した。収集したサンプルは日本留学試験、韓国JPT、J-Test、TOEFL、SAT II、CPE、IELTS、DELE等である。また英語教育のほうで発展し、日本語教育ではまだ未紹介となっている文献等を収集した。それに基づき、報告書「日本語教育における評価法に関する基礎的資料整備とその分析」を作成し、(1)日本語教育に未紹介となっていた理論の導入、(2)テスティングに必要となるアイテム作成技法の紹介、(3)聞き取り・読解・作文での実際のテストアイテムの比較分析、(4)近年発展してきたその他の評価方法と分野を紹介した。 3.波及効果 報告書には、研究成果の他、インターネットで使用できる「言語テストインターネット資料室』(サーバーで公開検討中)を付録CDとしてつけ、(1)評価・テスティング文献データベース、(2)作成したテストアイテムを保管するアイテムバンク、(3)アイテム自動作成ソフト(試作版)(4)学習者用語彙力評価ゲームを採録した。これらはテストを作成したい教育者にとって強力なツールどなる。 その他、2本の学術研究論文が本研究を元に出版された。またここでの成果は、国語研究所の第14回ことばフォーラム(2003年3月15日)と日本語教育短期研修(2002年12月7日)の企画、準備の資料ともなった。
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