研究概要 |
研究成果を要約すると以下のようになる. ・ローテータグラフに対するノードからノード集合への互いに素な経路問題の解決 ・パンケーキグラフに対するノードからノード集合への互いに素な経路問題の解決 ・焦げたパンケーキグラフに対するノードからノード集合への互いに素な経路問題の解決 ・パンケーキグラフに対する2ノード間の内素な経路問題の解決 ・一般化したローテータグラフに対する2ノード間の内素な経路問題の解決 ・バブルソートグラフに対する2ノード間の内素な経路問題の解決 ・部分列反転グラフに対する2ノード間の内素な経路問題の解決 ・ローテータグラフにおける耐故障マルチキャスト経路選択問題に対するアルゴリズム ・トリバレントケイリーグラフにおける最小フィードバックノード集合 これらの詳細については,対応する付録を参照されたい.本研究では,ローテータグラフをはじめとして,いくつかのケイリーグラフを対象に,途中の計算機や計算機間のリンクに故障が発生しても,メッセージを送る機能を失わないような経路選択アルゴリズムを開発し,目標を達成した.これらの成果は,超並列計算機に関する研究全体から見れば小さな貢献に過ぎない.しかしながら,超並列計算機の設計や実現において,どのような位相を選択するかは最重要課題の1つであり,本研究成果は,今後の研究の基礎として大きな意味を持つものであると自負している.
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