研究課題/領域番号 |
13680423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
稲蔭 正彦 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (40317318)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | モーションキャプチャー / コンピュータグラフィックス / 感性情報 / コンピュータアニメーション / 感性情報処理 / モーションキャプチャ / 信号処理 |
研究概要 |
本研究では、モーションキャプチャシステムによりキャプチャされた動きデータに対し8種の感情プリミティブ用に設定された関数で変化を加えるソフトウェアの開発及びそのソフトウェアを用いて簡単なデモンストレーション作品を制作した。制作者はこの手法を用いたツールを使うことにより、複雑な信号処理の知識を持つことなしに、感覚的なスライダ調整によりキャラクタの感情ポーズを設定していくことが可能である。実際のプロダクションワークの中で簡単にキーフレームによって制作したアニメーションやモーションキャプチャによるモーションデータを再利用し、制作の効率化を図る事に役立つことを検証した。ツールはキャラクタアニメーションの制作環境として最もシェアの多いAlias Wavefront社の"Maya"用プラグインとして開発され、実制作用に構築された環境で利用することができる。感情ポーズ設定のアルゴリズムとしては、体幹と両腕の面積を入力とし、3次元立体空間を独自の感情座標空間にマッピングすることにより実装されている。感情空間は、舞台役者のモーションデータを参考に、強度・緊張度・主張度の3軸をもち、人間の重心(本研究では簡易化するため腰骨ジョイントノードに設定)を原点として広がる座標系として設定されている。学会発表は、2001年度人工知能学会ポスターセッション、2001年NICOGRAPH論文コンテストの2つにおいて採択され、発表を行った。
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