研究課題/領域番号 |
13680456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
福永 邦雄 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60081296)
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研究分担者 |
指川 正 毎日放送株式会社, データセンター長(研究職)
小島 篤博 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (80291607)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | コンピュータビジョン / 撮影自動化 / 遠隔講義 / 動作認識 / 動画像処理 |
研究概要 |
映像を撮影生成するときのカメラワークならびにスイッチングを自動化するため、講義の撮影自動化ならびに遠隔会議の映像生成を対象として、複数台設置された各カメラのカメラアングル決定方法ならびに最適映像を得るためのカメラ映像のスイッチング方法を提案し、その有効性を明らかにした。 (1)時空間情報発生量に基づく映像の撮影生成 画像中の時間的な動きに基づく時間情報発生量、各フレーム画像における空間情報発生量をまず定義し、これら2つの情報を融合した時空間情報発生量を求める方法を示した。得られた時空間情報発生領域をリアルタイムで求める方法を提案し、この情報発生量が大きい領域を撮影領域とするカメラアングル決定法と複数カメラ映像のスイッチング方法を示した。本手法で得られた映像を聴講者のアンケート方式で評価し、その有効性を明らかにした。 (2)動作認識に基づく映像の撮影生成 映像上の人物領域を抽出し、人物の顔の3次元位置、向きの時間的変化また手の動きをもとに動作を認識する方法を示すとともに、板書なり説明しているときに使用している黒板領域をもとに聴講者が求めるカメラアングルを推定し、映像化する方法を提案した。そして得られた映像について聴講者のアンケート方式で評価し、その有効性を明らかにした。 (3)視聴覚情報に基づく映像の撮影生成 時空間情報量の発生分布ならびに人物の動作認識結果をもとに注目領域を調べると同時に、音声の発生している3次元位置を考慮したカメラアングル決定手法を示し、テレビ会議映像に応用する手法を提案した。
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