研究課題/領域番号 |
13680491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
海野 敏 東洋大学, 社会学部, 助教授 (80232891)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | データベース / モーションキャプチャ / 3DCG / ダンス / バレエ / 人体動作 / WWW / インデクシング / 舞踊動作 |
研究概要 |
本研究は、情報組織化の理論と方法を更新することをめざし、人間の身体動作をデジタル化した3次元モーションデータの効率的な蓄積・検索システムの開発を中期的な目標とした。さらに、人間の身体動作のうちでも舞踊動作、なかんずくクラシックバレエの基本動作を対象とし、その3次元モーションデータベースの開発を短期的な目標とした。 身体動作を組織化するためには、1次情報化、すなわち身体動作を操作可能な1次情報として取得・蓄積することと、2次情報化、すなわち1次情報化した身体動作を定型的に記述・記録することが必要である。クラシックバレエの基本動作の1次情報化に関しては、モーションキャプチャシステムを用いてモーションデータを採取し、これを舞踊技法の様式に従って時系列的に基本動作へ分節化し、さらにデータの標準化を行って蓄積することで、モーションアーカイブを構築する方法を提案した。クラシックバレエの基本動作の2次情報化に関しては、女性初級レッスン用で出現する基本的な身体動作に限定し、舞踊技法の様式に基づいて基本ポーズ84個、基本ステップ583個を網羅的に列挙し、階層的に分類した。さらにこれらすべてに助記性のある符号を与え、その符号を組み合わせてバレエの基本動作パターンとレッスン用振付を定型的に記述する手法を提案した。 本研究で提案した身体動作の1次/2次情報化の手法が有用であることを実証するため、プロのクラシックバレエダンサーの実演動作をモーションキャプチャシステムで採取し、クラシックバレエの基本動作のモーションアーカイブを構築した。また、モーションアーカイブの応用システムとして、Webブラウザ上でレッスン用振付を対話的に創作し、3DCGアニメーションで再生できる振付シミュレーションシステム"Web3D Dance Composer"を開発した。その結果、本研究で提案した手法の有用性が実証された。
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