研究課題/領域番号 |
13680512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
圓川 隆夫 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70092541)
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研究分担者 |
鈴木 定省 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (50323811)
曹 徳弼 (曹 特弼) 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (30242275)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | SCM / スコアカード / ベンチマーク / ROA / キャッシュフロー / 棚卸在庫回転日数 / 3PL / 在庫回転率 |
研究概要 |
本研究では、まずSCM構築となる自己評価用のスコアカード(ロジスティクス・スコアカード以下、LSC)について、試用による妥当性の検証を繰り返しながらバーションアップを行い、製造業用、物流事業者用2種類について、22の評価項目とそれぞれの評価項目についてレベル1から5(ベストプラクティス)までのレベル内容表現を与えたLSC. Ver. 4を完成させた。 このLSCに基づき、約150社の実評価データの測定・収集を行い、内部構造分析を行うことによってSCM実行力、市場変化対応力、情報技術活用力、顧客対応力、在庫管理力といったロジスティクスパフォーマンスを規定する因子を抽出するとともに、外部データとして企業の財務データとの対比によって、これらの因子に対する得点と、キャッシュフローやROA、そして棚卸在庫回転日数との関係を定量的に示すとともに、ロジスティクスパフォーマンスが経営成果そのものにプラスの影響をもつことを検証した。 以上のような結果とデータベース蓄積から、LSCに基づく製造業については、食品、繊維・製紙、化学、医薬品、電機、機械等の業種ごとに、物流業については専業者、3PL別に自己診断のためのシュミュレータを開発した。これはLSCを記入することによって、全企業、業種別に22の評価項目について相対的な強み、弱み、そして上述の5つの因子別に業界順位や、自社の位置が自動的に画面出力されるものであり、最後にその総括と経営成果との関連から強化の着眼点が示されるものである。実際にこの診断システムは実用にも使われ、現在もデータの収集、更新が引き続き行われている。
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