研究課題/領域番号 |
13680644
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境保全
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
高山 進 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80154920)
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研究分担者 |
山田 二久次 三重大学, 生物資源学部, 助手 (40324553)
原田 泰志 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (50228657)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | エコシステムマネージメント / アダプティブマネージメント / チェサピーク湾 / 内湾 / 集水域 / 指標 / 沿岸域統合管理 / 順応管理 / エコシステム マネジメント / チェサピークプログラム / エコシステムマネジメント / アダプティプマネジメント |
研究概要 |
本科研費の関係で、都合2回メリーランド州に調査を行い(2002年1月、2003年1月)、EPA等連邦機関、州行政、研究者、漁業者、市民のヒアリングで、貴重な知見を得た。また、日本の内湾管理の方法、とりわけ総量規制プログラム、非点源の水質管理政策について整理、分析するために環境庁へのヒアリング、三重県行政からのヒアリングを行った。その結果次のことを明らかにした。 日米の内湾管理システムの立ち上がり過程を、その意思形成のしくみ、水質管理政策とのかかわり、両国の行政間関係等に注目して比較検討した。その際、日本は伊勢湾と瀬戸内海、アメリカではサンフランシスコ湾とチェサピーク湾を取り上げた。地域的な個性と国別の個性を考慮することによって、両国ともに目標とする「エコシステムマネジメント」に対してアメリカでは早くから制度的なバックアップがあり、早くからシステムが形成されてきたのに比べ、日本がようやくその実現にむけて動き始めていることを示した。 また、チェサピーク湾プログラムの内湾モデルは、異なった専門分野間の協働、コンピュータシステムの向上、機能的に分けられた専門的組織間の情報交換を促進するための中立的組織の存在によって発展したことがわかった。その中立的組織は多様な研究者間の交流を促進するためにワークショップを開催や水質モデルの外部評価を行っている。また、チェサピーク湾プログラムがモデルを重視した考え方や手法の中に、アメリカで1990年代半ば以降に標準的な手法になったといわれる「順応的管理(Adaptive Management)」や「エコシステムマネジメント」の考え方を読みとることができることを示した。
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