研究課題/領域番号 |
13680793
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
松影 昭夫 日本女子大学, 理学部, 教授 (90019571)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 細胞増殖 / 転写調節因子 / ショウジョウバエ / 増殖関連遺伝子の転写 / クロマチン構造 / ゲノム検索 / 転写制御因子 / 転写プロモーター / 遺伝子導入バエ / DNAチップ / 分化 / クロマチン修飾因子 / ショウジョウバエゲノム |
研究概要 |
ショウジョウバエのDNA複製や細胞増殖に関与する遺伝子の発現に必須な転写調節因子DREFの遺伝子およびcDNAを単離しこの因子がDNA複製・増殖関連因子を供給しており、正常な細胞複製と分化の遂行に重要な役割を担っていることを証明した。この因子のヒトホモログhDREFを発見した。その発現は細胞増殖とよく相関していることを見い出し、hDREFもショウジョウバエDREFと同様DNA複製/増殖関連遺伝子の転写制御で重要な役割を果たしていることが示唆される.DREFに対する抗体のほか、エピトープタグ付きのDREFを発現するプラスミドを作成しヒトDREFホモログは核内の特定の場所に局在することを示唆する結果を得ている。また、DREFの相互作用する因子を検索することで、DREFが相互作用する因子としてクロマチン構造の構築に関わるPolycombグループタンパク質やクロマチン構造変換因子のMi2などを見い出し、細胞内で一過性の結合することを証明した。このことは、DREFがクロマチンの構造変換を通じて転写活性化することを示す。一方、既に公開されているショウジョウバエのゲノムから、DRE配列を転写開始点近傍に持ちDREFによって制御されている可能性のある150以上の遺伝子をさがしだし、実際に制御されていることの確認を行った。
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