研究課題/領域番号 |
13680867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
中山 耕造 信州大学, 医学部, 講師 (70192680)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | Delta / Notch / preplate / subplate / cajal-Retzius / cortical plate / 大脳皮質 |
研究概要 |
我々は、マウスの胎児脳から、分岐したDeltaをコードする遺伝子をクローニングした。大脳の発生過程において、この遺伝子はpreplateの一部であるsubplate neuronに選択的に、かつ一過的に発現し、層構造形成への関与が示唆される。また、大脳皮質ニューロンのprimary cultureに、細胞外ドメインのみを発現させ可溶化したこの分子を加えると、細胞の形態が変化し、進展していた神経突起が著しいretractionをおこす。これらの結果から、皮質を形成するニューロンがsubplateを通り抜けるときにレセプターを介して、subplate上に発現しているこの分子と摂食して、なんらかの調節を受けている可能性が考えられる。さらに、視床から大脳への投射を調節している可能性も考えられる。 この分子の細胞外ドメインにalkaline phosohataseを結合し、293T細胞に導入して、倍地中にフュージョン蛋白質を分泌する系を作った。この倍地中に分泌されたフュージョン蛋白質を精製し、マウスの胎児を用いてこのフュージョン蛋白質がどこに結合するかを検討したところ、受精後14-16日目の大脳皮質に結合活性が認められた。 受精後10日目のマウス胎児の頭部から神経幹細胞を分離し、分化を誘導する条件で培養して、各分化段階の細胞からRNAを抽出し、発現ベクターを用いてcDNAライブラリーを作製した。このライブラリーをCOS7細胞に導入して発現させ、前述のフュージョン蛋白質をプローブに、alkalin phosphatase活性を指標にスクリーニングしたところ、4つの陽性クローンを得た。これらのクローンは、in vitroではプローブに用いたフュージョン蛋白質と強く結合する。現在、これらのクローンの発現部位等の解析をおこなっている。
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