研究課題/領域番号 |
13680873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
由利 和也 高知医科大学, 医学部, 教授 (10220534)
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研究分担者 |
大迫 洋治 高知医科大学, 医学部, 助手 (40335922)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | エストロゲン / NO / nNOS / 視床下部 / AVPv / MPN / GnRH / in situ ハイブリダイゼーション / In Situハイブリダイゼーション法 |
研究概要 |
視床下部の前方に位置するAVPv(anteroventral periventricular nucleus)は雌ラットのGnRHニューロンへの正のフィードバックをもたらす領域であり、エストロゲンは視床下部における神経型一酸化窒素合成酵素(nNOS)の発現を増加させることから、AVPvのNOによるGnRHニューロンの活動の制御が示唆された。今回の研究では、AVPvのエストロゲン投与におけるnNOSmRNAの発現量の変化について検索した。実験はウィスター系雌ラットを卵巣摘除し、発情間期に相当する低濃度のestradiol-17βを投与した群および発情前期に相当する高濃度のestradiol-17βを投与した群を作成した。コントロールにはvehicleを投与したラットを用いた。それぞれのラットの凍結切片を作成し、^<35>SでラベルしたnNOSmRNAに対するオリゴプローブを用いてin situハイブリダイゼーションを施行した。写真乳剤に露光し、8週後に現像を行い、細胞内の銀粒子を画像解析装置にて計測し、統計処理を施行した。AVPvにおけるnNOSmRNA陽性ニューロン数は高濃度エストロゲン投与群において、他の群に比べて有意な増加を認めたが、陽性ニューロン内の銀粒子数は3群のラット間で有意差は認められなかった。内側視索前核(MPN)についても同様の検索を施行したところ、nNOSmRNA陽性ニューロン数および陽性ニューロン内の銀粒子数は高濃度エストロゲン投与群において、他の群に比べて有意な増加を認めた。また、AVPvおよびMPNにおいてNOSニューロンがエストロゲンレセプターαを有していることが確認された。以上の結果より、発情前期に相当する高値の血中エストロゲンレベルにおいては、AVPvのnNOSmRNAの発現がMPNとは異なる様式で増加することおよびエストロゲンレセプターαの関与が示唆された。
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