研究課題/領域番号 |
13680908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須藤 カツ子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (50126091)
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研究分担者 |
角田 茂 東京大学, 医科学研究所, 助手 (80345032)
岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
宝来 玲子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (20313091)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ES細胞 / ノックアウト / 遺伝子改変動物 / キメラマウス |
研究概要 |
現在使用されているES細胞のほとんどは免疫学的、神経科学的あるいは発生学的なデータが少ない129系統マウス由来のものである。そのため多くの場合、遺伝的背景が異なり、あらゆる情報の整った近交系マウスに2年近い歳月を費やしてバッククロスしている。そこで、遺伝子改変マウス作出時から遺伝的背景のしっかりした近交系マウス由来のES細胞を用いることができればあらゆる点で有利である。しかし、取り扱いが容易であり、多くの遺伝子改変動物を生み出した実績のある129系統由来のES細胞を使用した場合でも、短期バッククロスの方法が取り入れられれば、129系統由来ES細胞の不利な点を解消することができる。そこで、その改善方法を検討している。 我々がすでに樹立しているES細胞のうち、BALB/c系統由来ES細胞(ST/c)について、その性状を確認し、生殖系列であることが確認されている細胞を用いて遺伝子改変マウスの作出を試みキメラマウスの作出に成功した。また、同じ遺伝子を用いて129系統由来のES細胞(E14.1)を用いて遺伝子改変マウスを作出し、短期間でのバッククロスの方法(体外授精)により従来の方法の1/3の期間で遺伝的背景を変えることに成功した。 また、現在C57BL/6系統由来ES細胞について我々が樹立したST/b細胞およびBruce4細胞を用いて遺伝子改変マウスを作出し、その性状を検討しているところである。
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