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17・18世紀の日本における儒教の社会的受容

研究課題

研究課題/領域番号 13710017
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 思想史
研究機関神戸大学

研究代表者

宇野田 尚哉  神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (50324893)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード諺解 / 徂徠学 / 彦根藩 / 儒教の社会的受容 / 女訓書 / 女小学 / 武士と儒教 / 藩校
研究概要

以下,17世紀・18世紀のそれぞれについて記す.
17世紀については,『四書集註』をはじめとする朱子学の基本的な書物の諺解本の調査・収集を行った。諺解本とは,漢籍を漢字カタカナ混じり文で翻訳解説した書物のことであるが,17世紀から18世紀の初めにかけてという時期は,儒教の社会的受容という観点から見ると,この時期に新たに成立してきた出版業とむすびついて朱子学の基本的な書物の諺解本が数多く著され刊行されていることが注目される.その刊行状況の概略については,かつて一度論じたことがあるが,その後の研究の進展に伴い,再度詳密な調査を行って議論を組み立てなおす必要がでてきている.そこで,今年度は,この点についての基礎的な調査を行った。
18世紀については,これまで取り組んできた彦根藩武家社会における徂徠学の受容という問題に引き続き取り組んだ.とくに今年度は,これまでに発掘してきた史料を系統的に紹介していく作業の手始めとして,論文「江戸護園派と彦根藩士」を執筆し,彦根藩武家社会における徂徠学受容の初期の様相を史料に即して明らかにした。今年度は,同稿で紹介したものに限らず広く史料を収集して分析を加えるという基礎的な作業を行ったので,今後は,今年度に行った基礎的な作業を土台として前掲稿に続く論文をまとめていく予定である.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 宇野田尚哉: "江戸護園派と彦根藩士-徂徠・南郭書牘三首ほか-"懐徳. 71号(近刊). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 宇野田 尚哉: "近世女訓書における書物と読者-「女小学」を手がかりとして-"女性史学. 第11号. 15-31 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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