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味覚嫌悪学習と嗅覚嫌悪学習の脳機序、特に扁桃体の役割についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 13710035
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関大阪大学

研究代表者

乾 賢  大阪大学, 人間科学研究科, 助手 (40324735)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード味覚嫌悪学習 / c-fos / 扁桃体 / 味覚 / in situ hybridization法 / Northern blotting法
研究概要

味覚嫌悪学習の獲得および想起過程における扁桃体の機能を,c-fos mRNAの発現を指標として調べた.c-fosは他の遺伝子の発現を調節する転写調節因子の一つである.また神経細胞が興奮した直後に発現する遺伝子である最初期遺伝子の一つである.従って,学習・記憶によって活動する脳部位を同定し,その機能を調べることができる.先行研究により,味覚嫌悪学習には扁桃体,結合腕傍核,孤束核などが関与することが知られている.しかし,学習の獲得過程や想起過程においてこれらの部位の活動が経時的にどのように変化するかはわかっていなかった.そこで発現・分解のtime courseが短いmRNAをターゲットとして,in situ hybridization法とRT-PCR法を用いて,c-fos mRNAの発現部位と発現量の変化について検討した.
獲得過程
in situ hybridization法の結果,条件づけの30分後から60分後にかけて扁桃体(中心核),結合腕傍核,孤束核のいづれの部位においてもc-fos mRNAの発現量が有意に増加し,240分後までには消失した.RT-PCR法では,扁桃体のみについて検討を行った.その結果,in situ hybridization法と同様の結果が得られたが,増加量はそれほど大きくなかった.
想起過程
in situ hybridization法の結果,扁桃体(基底外側核)において発現が見られたが,発現量はあまり多くなかった.一方,結合腕傍核や孤束核では目立った発現は見られなかった.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 乾 賢, 山本 隆: "味覚嫌悪学習の獲得過程および想起過程におけるc-fos mRNAの発現"日本味と匂学会誌. 9・3. 687-690 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 乾 賢: "ラット用飲水量測定装置を用いた摂取行動の解析"日本味と匂学会誌. 8・3. 515-518 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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