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関係性に基づく内集団概念の再定式化

研究課題

研究課題/領域番号 13710072
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関岡山大学

研究代表者

村本 由紀子  岡山大学, 文学部, 助教授 (00303793)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード関係性 / 内集団 / 家族 / 原因帰属
研究概要

第一に、前年度から取り組んでいた「家族」の心理的意味と機能についての国際比較研究プロジェクトの成果が、Cambridge University Press社から、"Family Structure and Function Across Cultures : Psychological Variations"とのタイトルで出版されることが決定した。このうち日本データに関するセクションを執筆し、既に第1回の校正を終えている。このプロジェクトは、20数カ国の大学生を対象とした調査を通じて、核家族および拡大家族の構造、それぞれの成員の物理的および心理的役割、家族の心理的結びつきの強さとその意味などについて、比較文化的な観点から検討したものである。
第二に、種々の内集団における自他の行動の認知について、2種の質問紙調査を実施した。第1調査では、前年度に引き続き、大学生被験者を対象として、1)自分の成功・失敗経験についてどのように原因帰属するか、2)その成功・失敗について周囲のさまざまな他者(家族、友人、恋人、大学や職場の同僚など)がどのように原因帰属すると思うか、を回答させた。さらに、今年度新たに、第2調査として、先の被験者が挙げた周囲の他者に対して質問紙を配布し、それらの他者が、実際に、大学生被験者の成功・失敗経験をどのように捉えているかを検証した。これらの実証データの分析を通して、関係性の中に埋め込まれた間接的な自尊心高揚メカニズムについて考察した。成果の一部は、平成14年7月の国際応用心理学会(シンガポール国際会議場にて開催)、および、同11月の日本社会心理学会(一橋大学にて開催)において発表したほか、国際学術雑誌に投稿、現在審査中である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 村本由紀子, 山口勧: ""自己卑下"が消えるとき-内集団の関係性に応じた個人と集団の成功の語り方-"心理学研究. (掲載決定).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村本由紀子: "山口勧(編)「社会心理学」(本人担当:第5章『文化と関係性』)"東京大学出版杜(印刷中).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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