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幼稚園・保育所における、多動傾向を持つ子どもへの、集団的親トレーニングシステム

研究課題

研究課題/領域番号 13710075
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関宮崎大学

研究代表者

立元 真  宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (50279965)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード多動傾向 / 予防的介入 / 養育スキルトレーニング / 養育ストレス / 子育て教室 / ADHD / 幼稚園 / 保育所 / 幼児 / 親トレーニング / 保育者トレーニング / 多動 / 攻撃性 / 個別介入 / 集団的介入
研究概要

平成13年度は、幼稚園・保育所における多動傾向を持つ子どもの親向けの個別介入プログラムおよび予防的観点から行う集団的親トレーニングプログラムを作成し、試行した。個別介入プログラムについては、一応の成果を挙げられたが、集団的介入においてはポジティブな傾向はあるものの安定した介入効果を見いだすことができなかった。
そこで、平成14年度は、前年度の試行の反省をふまえ、(1)子どもの発達と心の問題、(2)子どもに注目を与えることと行動の分類、(3)望ましい行動を学習させること、(4)注目獲得行動に対してシランプリ(計画的無視による消去)を用いること、(5)子どもの不適切行動を防ぐために適切な制限を設けること、の5回のトレーニングプログラムに改訂した。幼稚園・保育所・児童館(幼稚園児対象)の計4ヶ所の会場において、計63名の親を対象に養育スキルトレーニングを試行した。このうち、5回のプログラムおよび介入後の効果査定のすべてのデータを得られた31名を対象に介入効果の検討を行った。この結果、参加者たちは、養育スキルのすべての項目に統計的に有意な効果が見られ、特に「罰」「援助的な言葉かけ」「関心」「制限」養育スキルを向上させていたことが明らかになった。また、参加者のストレス症状についても「不安」と「不機嫌」の感情的ストレス項目において軽減効果が見られ,「非現実的願望」,「引きこもり」「自信喪失」,「心配」,「思考力低下」の3項目については,認知・行動的ストレス反応の減少が示された。子どもの問題行動傾向についても、ポジティブな傾向がみられ、親への集団的な養育スキルトレーニングによる介入は、一定の予防効果をもつことが示された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 立元 真: "ADHD傾向がある幼児の親への養育スキル個別トレーニング"宮崎大学教育文化学部附属教育実践研究指導センター研究紀要. 9号. 25-35 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 立元 真: "ADHD傾向がある幼児の親への養育スキル個別トレーニング"宮崎大学教育文化学部付属教育実践研究指導センター紀要. 9(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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