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国内工作機械メーカーにおける職種間関係の社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13710128
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関早稲田大学

研究代表者

山下 充  早稲田大, 文学部, 助手 (00318726)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード工作機械 / 技術者 / 技能者 / 技能 / 熟練 / ものづくり
研究概要

戦後の機械産業を支えてきた生産現場の人的条件として,技術者と技能者の間の良好な関係と組織内の円滑な情報交換の存在が指摘されてきた。本研究のテーマは,このような組織内の条件を歴史的に検証するため,工作機械メーカーにおける技術者と技能者の相互協力関係を社会学的手法を用いて解明することにある。具体的には,(1)戦後の経営民主化による職場内の社会的距離の変化,(2)戦後に導入された新しい生産管理・生産技術の導入と技能者の技能の変化を中心に検討することをめざす。
以上のようなテーマ設定のもとで,今年度の研究計画は,来年度の本格調査をおこなうためのプレサーベイを実施することを中心として進めてきた。今年度の目標としては,申請者が戦前調査としておこなってきた企業に加え,戦後に業績を拡大した企業を選択すること,また,カスタマーリレーションの影響をみるために,これら企業との取引のある業者への面接調査を試みることを計画していた。今年度は,株式会社池貝,日立精機,牧野フライスのOBの方々,また自動車メーカー等に工作機械・産業機械を紹介し設備導入の仲介をおこなうコンサルタント業務をおこなっている企業にも聞き取りをおこなうことができた。
戦後の変化についていえば,製品開発・新規製品の立ち上げにおいて各社でデザインレビューが普及・制度化していくプロセスが重要な要素であること,また,このデザインレビューへの参加資格が,戦後の民主化において広く技術者・技能者の間でおこなわれるようになったことが明らかとなった。来年度の本格研究においては,こういったデザインレビューの形態を類型化し,従業員の参加資格を社会関係の変化を含めて考察・解明していくことにする。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山下充: "工作機械産業の職場史"早稲田大学出版部. 251 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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