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室町時代後期における非文献資料を利用した地域文化(信仰)伝播の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13710208
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関神奈川県立歴史博物館

研究代表者

古川 元也  神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 学芸員 (60332392)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード日本 / 歴史 / 中近世移行期 / 鎌倉 / 法華宗 / 石造物 / 佐野知三郎 / 写真 / 京都 / 妙覚寺 / 葬送
研究概要

平成13年度から2年間にわたる研究の2年目。本年度は初年度で得た成果を元に、東国における題目を刻む石造物との対比を行った。
神奈川県下(特に鎌倉地方)の石造物はかなりの部分が既に調査を完了しているため、石造物のデータ収集については関連図書(調査報告書)・資料の購入によりおこなった。特記すべきは補助金の一部を執行して在野の石造物研究者佐野知三郎氏の収集資料を入手したことである。この資料は、(1)佐野知三郎氏個人資料(佐野氏個人の履歴を裏付ける資料。卒業証書・成績表・履歴書・辞令など。46件52点)、(2)抜刷類(千々和到、赤星直忠、中野豈任、坪井良平らとの交流資料。102件102点)、(3)冊子資料(氏が作成した研究ノート・資料類。金石文年表・県別金石資料・梵鐘資料など。15件109点)、(4)その他諸資料(冊子の体裁をとらない各種レジメ、研究者との書状、自筆原稿、拓本など。84件84点)、(5)写真資料(昭和35年11月13日以降に写された建築・彫刻・石造物などの写真 記録。大半は昭和40年代までに史迹美術同攷会の例会の際に撮影されたもの。写真27件7500点)からなり、計274件7847点である。課題の研究に際し、この資料群を用いることで効率的なデータ収集が可能になった。この資料については研究報告を口頭でおこない(神奈川県立歴史博物館研究報告会、平成15年3月20日)、資料目録を作製して公表しうる準備はととのえてある。
今後は石造物を利用して明らかにし得た地域文化(信仰)の広がりを、博物館における展示活動を視野に入れて、究明してゆくことを目標としたい。この課題研究を通じて得られた所見及びデータについては、奨励研究では義務化はされていないものの平成15年度中に簡便な報告書を作成して公表の機会を提供する予定である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 古川 元也: "京都新在家の形成と法華宗檀徒の構造"中世の寺院体制と社会(吉川弘文館). 246-270 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 古川 元也: "京都妙覚寺墓地の無縁石造物考-中近世移行期の葬送と石塔造立-"神奈川県立博物館研究報告 人文科学. 28号. 1-30 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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