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近世における漢語学習の容態-琉球官話と唐話の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 13710268
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 中国語・中国文学
研究機関琉球大学

研究代表者

石崎 博志  琉球大学, 法文学部, 講師 (30301394)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード官話 / 唐話 / 中国語 / 琉球 / 宣教師 / 福建方言 / 東京 / 南京方言
研究概要

琉球で使われていた官話が中国のどの地域の言語を反映しているのかを探るため、琉球における関連資料の精読と、ヨーロッパ人宣教師の手になる資料とその基礎文献の収集を行うことが本研究の目的である。
前年度においては、琉球における官話資料の一つである李鼎元の『琉球訳』についての考察を行い、唐話関連の資料の収集、分析を行った。それに加え、官話に関する欧州資料の文献収集・調査も併せて行った。
今年度においては、特に清朝の中国語官話資料であるJ.H.M.de Premare(中国名:馬若瑟)のNOTITIA LINGUAE SINICAE(『中国語ノート』1728年出版)について、そのラテン語の原文を1847年に出版されたJ.G.Bridgmanの英語版(The Notitia Linguae Sinicae of Premare)と対照し、その異同を精査した。中国語ノートの版本について、完本として出版された以前の版本についても文献収集と基礎的な校勘作業を行い、その成立過程を考察した。また、同時代、あるいは後生における中国語ノートの評価を調査するため、該書に関して記述した文献の収集につとめた。
今回の研究においては、唐話関連の資料の研究に関しては、資料収集のみにとどまり、文献ごとの詳細な分析は時間的、予算的制限から行うことができなかった。日本・琉球・中国・欧州における中国の官話の比較研究は今後の課題としたい。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 石崎博志: "『琉球譯』の基礎音系"『沖縄文化』沖縄文化研究所. 92号. 1-24 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 石崎博志: "MVSEVM SINICVMにおける方言記述-声調を中心に"『慶谷壽信退官記念中国語学論集』好文出版. (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 石崎博志: "MVSEVM SINICVMにおける方言記述-文法を中心に"『日本東洋文化論集』琉球大学法文学部. 第8号. (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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