研究課題/領域番号 |
13720066
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
三宅 浩之 九州大学, 大学院・法学研究院, 講師 (60315041)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 中国 / 歴史学 / 政治学 / 地域研究 / 社会主義体制論 / 大衆運動論 / 文化大革命 / 保守派 / 文革 / 保皇派 / 武闘 / 産業軍 / 赤衛隊 / 百万雄師 |
研究概要 |
本研究の目的は、中国地域(中国政治)研究における60年代中国社会の政治動態の分析、政治学における社会主義体制研究および大衆行動論研究の理論枠組の構築、に置かれるものであった。この2つの目的より、当該研究期間においては、文革期における大衆組織とりわけ「保守派」組織の政治動向の解明、およびそれによってもたらされた文革期における政治変動=中国社会主義体制の動揺・変容の具体的過程の解明という研究目標を設定した。これらの研究目標は(1)資料収集・聞き取り調査による基礎データの整理・分析、(2)従来の中華人民共和国史・中国社会主義体制史・文革史をめぐる国内外の諸研究の批判的検討、(3)新たな理論枠組の提示という作業プロセスによって進められた。以下、こうした具体的作業プロセスにそって研究目標の達成度および当該研究によって得られた新たな知見等の成果を述べる。 (1)については、資料収集を進め、おもに同時代資料の収集に努めると共に、関連中国語文献の収集による資料の補強と資料批判を行った。とりわけ『新編紅衛兵資料』全20巻(総頁数9644頁)を入手し、これに基づいて諸組織の政治動向に関するデータの整理・分析を行った。また研究期間後期においては、香港中文大学中国研究サービスセンター編集のCHINESE CULTURAL REVOLUTION DATABASEを入手することにより、より基礎的かつ総体的な政治動向と地域における動向との連動に関するデータの整理・分析を行った。これらの作業の一部は資料紹介という形式で公表した。(2)・(3)については、従来の共和国史研究における文革以前(社会主義建設期)、文革期、文革以後(改革・開放期)という断絶的視点を、独自の社会主義体制構築への一貫したプロセスとして連続的に把握することを試みた。この作業の一部は、東アジア政治史通史の分担執筆という形式で公表した。
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