• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

起業家精神とスタートアップ企業の成長の計量分析

研究課題

研究課題/領域番号 13730044
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経済政策(含経済事情)
研究機関中央大学

研究代表者

本庄 裕司  中央大学, 商学部, 助教授 (00328030)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードスタートアップ / 起業家(創業者) / パフォーマンス / 起業タイプ / ベンチャーキャピタル / 株式公開 / 成長 / 起業家 / 資本構成 / サンプルセレクション
研究概要

これまでの研究では,我が国スタートアップ企業のパフォーマンスに関する分析を行ってきた。本年度は,特に,「我が国スタートアップ企業の経営実態に関する調査」と題したアンケート調査を実施し集計を行った。集計したデータをもとに,簡単なグラフや表を作成し,我が国スタートアップ企業の経営実態を示した。その概要は以下のとおりである。
まず,我が国スタートアップ企業の創業者の個人属性として,40〜50歳台で男性の割合が大きく,最終学歴については「大学」とする創業者が多い傾向がみられた。その一方で,女性や最終学歴を大学院とする創業者が相対的に少ないことが明らかとなった。
また,スタートアップ企業を設立経緯によってそれぞれ区分したうえで,起業タイプによる違いがみられることを示した。ここでは,既存企業・組織とはまったく関係なく設立した企業を「独立型」,既存企業・組織の指揮系統の下で分社または関連会社として設立した企業を「スピンアウト型」,創業者が家業の後継として設立した企業を「ファミリー・ビジネス型」としてそれぞれの起業タイプによって区分している。その結果,ファミリー・ビジネス型よりも独立型やスピンのアウト型のほうが売上高成長率が高い傾向がみられた。また,ファミリー・ビジネス型と比較すると,独立型のほうがビジネス・エンジェルから出資を受ける傾向がみられた。さらに,独立型のほうが株式公開(initial public offering ; IPO)をめざす比率が大きいことも示された。このような結果から,起業タイプによって企業特性やめざすべき目標が異なり,そのことを考慮したうえでの分析が必要であることを示唆した。
今後,整理されたデータをもとにさまざまなモデルの推定を行い,スタートアップ企業のパフォーマンスと起業タイプとの関係,およびベンチャーキャピタルやエンジェルなどのはたす役割について実証的に分析していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 本庄裕司, 忽那憲治: "我が国スタートアップ企業の経営実態に関する調査"Working Paper Series, The Institute of Business Research, Chuo University. No.8. 1-54 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Yuji Honjo: "Growth of start-up firms"Working Paper Series, The Institute of Businoss Research. Chuo University. No.6. 1-26 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi