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ラフ集合理論による組織文化コンピテンシーの発見とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 13730107
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関香川大学

研究代表者

宮脇 秀貴  香川大学, 経済学部, 助教授 (20294746)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード組織文化 / コンピテンシー / エンパワーメント / ラフ集合理論
研究概要

平成14年度は、以下の3つの成果を得た。
まず、13年度の成果から、分析対象を次の3つに絞り込んだ。それらは、(1)郊外大型店内の各店舗、中心街にある百貨店内の各店舗、及び(3)アーケード街の各店舗である。さらに、各カテゴリー内の企業を優良店舗と斜陽店舗に区分する。この計6区分を対象に、アンケート調査項目の絞り込みを行った。アメリカや日本の5つの企業とのインタビュー調査や現地調査及びコンピテンシー関連の文献の整理を通して、多数存在するコンピテンシー測定尺度の中から、質問表調査の際に用いるアンケート項目を絞り込み、プレアンケート調査の準備を行った。
次に、プレアンケート調査のため、2社にアンケート調査を行った。そこで発見したことは、ラフ集合理論で、これまでの統計学で把握することが難しかった、組織の中で働く人たちの感情や感性などの言葉の中に潜む法則や関連を測定し分析しようと試み、これまで以上に言葉の中に込めたほんの少しのニュアンスの差を測定しようと試みたが、ラフ集合理論の対象となるデータの集め方の問題やラフ集合理論だけでは捕らえきれないデータをどのように処理するかという問題点を発見した。現在、ラフ集合理論を発展・応用させた理論に関する文献調査・レビュー中である。この問題をカバーできれば、当初の目的を達成できると考えている。
最後に、アメリカと日本で現在共同調査を行っている企業の中の1社が、個人のコンピテンシーによる業績測定・評価を導入し始め、その導入過程に参与し収集したデータから、このような業績測定・評価がもたらす組織文化への影響を分析し、組織文化コンピテンシーを発見することで、表現は難しいが、集合体の代表としてのコンピテンシーとその集合体のコアコンピテンシーとのつながりを探求できる可能性を見出した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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