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一意彩色可能グラフにおける局所的及び大域的制約構造についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 13740055
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関東京大学

研究代表者

佐久間 雅  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60323458)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードperfect graph / partitionable graph / circulant / Grinstaed's Conjecture / near-factorization / uniquely colorable graph / the Strong Perfect Graph Conjecture / circular graph (circulant) / Grin stead's Conjecture
研究概要

本研究においては、極小な非理想グラフの有する種々の組合せ構造を明らかにしてゆく過程において、一意彩色可能なグラフの彩色構造を局所的、大域的にうまく特徴付けることを目指して、研究を進めて参ります。
本年も昨年と同様、「circularなPartitionable Graph」に関するGrinstead'sConjectureという難予想に取組み、その解決へ向けて様々な角度から研究を進めて参りました。これまではクリーク数が5以下の比較的自明な場合にその成立が確かめられたに過ぎず、予想が一般に成立する可能性は低いものと考えられていました。本年の成果としては、このGrinstedの予想に関して、この予想が成立するクリーク数の上限を、computational proofを駆使して一気に15にまで押し上げることに成功しております。現在までの成果は、"Grinstead's Conjecture is true for some fixed $\omega(G)$'s"というタイトルで「The 3rd Hungarian-Japanese Symposium 2003」において発表し、同タイトル「Grinstead's Conjecture is true for some fixed $\omega(G)$'s.」の論文は、上記コンファレンスのプロシーディングス集にRefereed Paperとして受理されています。現在Discrete Mathematicsに、これを発展させた論文を投稿しています。
理論ベースのapproachとしては、組合せ論的グラフ理論、整数計画法、位相幾何学的グラフ理論の3つの視点を柱とする研究を進めていきました。その際必要となる論文誌や書籍の購入費用、および上述致しました国際シンポジウムや国内の学会での発表に要する費用を適宜、申請致しました通り、使用させて頂きました。
また、計算機シュミレーションによる反例の探索と、computationalproofの実装に要する計算機環境の整備に必要な範囲で、申請致しました通り、適切な計算機周りの消耗品を購入致しました。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Kashiwabara, Tadashi SAKUMA: "Grinstead's Conjecture is true for some fixed $\omega(G)$'s"The 3rd Hungarian-Japanese Symposium on Discrete Mathematics and Its Applications. 1. 269-278 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Tadashi Sakuma: "On the Kernel-less Clique-Acyclic Orientations of Minimally Imperfect Graphs"Descrate Applied Mathematics. 115. 209-219 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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