研究課題/領域番号 |
13740122
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
村山 卓 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30322994)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 活動銀河核 / 電離ガス輝線 / 可視光分光観測 / 電離ガスモデル |
研究概要 |
本研究課題の目的は、活動銀河核の電離ガス輝線領域について、その輝線の空間分布および速度分布を再現できる統一的的な電離輝線領域モデルの構築である。観測的に示唆されている、より内側の電離ガス雲による電離光子の遮蔽効果、衝撃波による電離、ダストによる減光などの全ての現象を考慮したモデルを目指している。 昨年度までに構築した狭電離輝線領域の二領域モデルについて、内側のガス雲によって電離光子が吸収され外側の電離ガス雲が影響される効果を調べた。観測されている高電離輝線の輝線強度を再現しうるガスにより連続光成分の変化を調べ、その連続光が外側のガスをどのように電離するかを確認した。外側の輝線強度の変化に応じて、さらに内側の輝線領域の物理状態を変化させて観測を再現するように調整してゆくため、再計算を何度も繰り返す必要があり、効率的な計算のためにはその部分の最適化を図る必用があることがわかった。既存の研究で同様の手法を取り入れている結果と比較したところ、同じモデルパラメータに対してほぼ同じ結果を得ることができた。 また、モデル計算と比較し得る高空間分解能、高波長分解能観測を平行して進めている。電離ガス雲を非常に高い波長分解能で速度構造として分解することが目的である。平成14年2月にハワイ・マウナケア山のすばる望遠鏡において高波長分解能分光器を用いてセイファート銀河の電離輝線領域の観測した。一晩の観測で4天体を観測することが出来た。現在詳細なデータ解析を行っているところである。いずれの天体においても、複雑な速度構造を検出できている。このうち、1天体については詳細な解析を行い、論文として投稿中である。 このほかに活動銀河核にかかわる研究として、活動銀河核の中間赤外線分光観測をすばる望遠鏡において行い、活動銀河核に存在すると考えられているダストトーラスの光学的厚みを測る研究を行った。現在データの解析作業を進めているところである。
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