研究課題/領域番号 |
13740150
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松原 隆彦 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00282715)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 宇宙論 / 大規模構造 / 数値シミュレーション / 宇宙定数 |
研究概要 |
銀河分布の直接の観測空間である赤方偏移空間のクラスタリングを用いて宇宙モデルを決定する方法の開発を推し進めた。これにより具体的な解析コードをより完成に近づけて、さまざまに宇宙モデルを変化させた時の効果を取り入れられるようになった。スローンサーベイ等、具体的な観測あるいは観測デザインが与えられた時に、どの程度宇宙モデルを決定できるかを詳細に調べ上げた。その結果、どのような観測により、どのような宇宙の側面が見えるのかを定量的に明らかにした。近年着目されている真空エネルギーの性質を明らかにするための条件として、銀河等、観測される対象の密度と観測体積のバランスの重要性を初めて指摘した。これによりスローンサーベイの中でLRGサンプルはこの条件を満たしていることが明らかになった。 大規模構造の統計量のうち、スムージングされた場を用いる一連の方法があるが、これについて重力非線形性の効果を解析的手法により統一的に扱う方法を開発した。これにより現在拡大を続けている大規模構造の観測データに対し、理論的な解析のガイドを提供することが出来るようになった。
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