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2次元ビームハロー測定装置の関発とハローフリー高品質ビームの生成

研究課題

研究課題/領域番号 13740155
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関大阪大学

研究代表者

二宮 史郎  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (80304062)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード加速器 / ビームハロー / 測定器 / 診断器
研究概要

平成14年度の当初計画では、(1)平成13年度に技術的問題として残った特性X線発生装置中のワイヤーの一分解能の向上、(2)ビームスクレーパ装置の設計、製作を実行する予定であった。
まず、(1)に関しては、結論から言うと、未だ満足のいく位置分解能は得られておらず、従って、ビームテストには至っていない。もっとも問題なのは、ワイヤー同士の平行性の間題である。通常のハンドリングで平行性が維持できる予定であったが、その精度の見積もりに誤りがあった。この点、より慎重な当初評価が必要であった。現在特殊治具を製作しており、その精度の問題の解決が見込まれる。また、既存の真空容器に設置テストを行ったが、その残何学的配置が問題になり、その対策が必要となった。この点に関しては解決した。
(2)に関しては、ハードの設計を行ったところ、テストのためには別目的で製作してあった銅ブロック及びその可動装置を改造することによって、当初目的が達成されることが判明し、予定より早く、平成14年夏期メンテナンス時に設置を行った。しかし、制御系に問題が生じ、その駆動テストが完了したのは、冬期メンテナンス時になった。現在、順調に駆動している。
本装置は現在まだ完全な設置にはいたっていないものの、そのコンセプトは非常に注目されている。本装置は非常に斬新で、他研究所等での実績がないが故に、特に海外においてそのコンセプトに対する、評価、興味が高く、国際ワークショップでの有意義な議論が行われたことに触れておく。
以上、まとめると、当初計画の(2)は実質的に完了したが、(1)に関しては現在問題が残っている。この問題は本報告段階ではクリアーできていないが、早急に解決できると考えられる。今後、来年度の早い時期にその成果を発表できると期待される。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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