• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

弾性殻の大変形シミュレーションとトライポロジー

研究課題

研究課題/領域番号 13740257
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物理学一般
研究機関東京都立大学

研究代表者

好村 滋行  東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (90234715)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードクラーレン / 曲げ定数 / 吸着 / スケーリング / ファン・デル・クールス力 / 共役勾配法 / 弾性殻 / 曲げエネルギー / 伸長エネルギー / 挫屈 / ベシクル
研究概要

カーボンナノチューブは曲げや引張りに強く,大きな変形を加えてもなかなか破断しない。本研究ではより一般的な弾性チューブに対して,その基板吸着による大変形を計算機シミュレーションを用いて調べ,物理量のスケーリング解析を行った。モデルとして,以下の3つのエネルギーを考えた。まず各粒子と基板の間には長距離的なファン・デル・クールス相互作用及び近距離的な排除体積相互作用が働いているとする。そのために変形されたレナード・ジョンズ型ポテンシャルを用いた。次に,粒子間をつなぐボンドを自然長を持つバネであるとする。最後に曲率エネルギーも含める。これらのエネルギーの和が最小になるように共役勾配法を用いて計算した。その結果,チューブが変形を受けない場合,曲げエネルギーは曲げ定数に比例する。チューブが大変形を受ける場合,曲げエネルギーは曲げ定数の0.75乗に比例する。この2つの間に,クロスオーバー領域が存在することがわかった。また,全エネルギーをCb/N^2に対してプロットするとサイズ効果がなくなることが判明した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] T.R.Weikl, D.Andelman, S.Komura, R.Lipowsky: "Adhesion of Membranes with Competing Specific and Generic Interactions"Eur. Phys. J. E. 8. 59 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] S.Komura, H.Kodama, K.Tamura: "Real-Space Mean-Field Approach to Polymeric Ternary Systems"J. Chem. Phys.. 117. 9903 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] H.Kodama, S.Komura, K.Tamura: "Mean-Field Approach to Polymeric Microemulsions"Europhysics Letters. 53. 46-52 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] S.Komura, S.A.Safrah: "Scaling Theory of Mixed Amphiphilic Monolayers"European Physical Journal. 5. 337-351 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] U.S.Schwarz, S.A.Safrah, S.Komura: "Mechanical, Adhesive and Thermodynamic Properties of Hollow Nanoparticles"Material Research Society Symposium Proceedings. 651. T53.1-T53.6 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kawabata, M.Nagao, H.Seto, S.Komura, T.Takeda, D.Schwahn: "Neutron spin Echo Studies on the Effects of Temperature and Pressure in a Ternary Microemulsion"Applied Physics A. (発表予定).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi