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空間的に分子軸を固定した分子による電子散乱実験

研究課題

研究課題/領域番号 13740258
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物理学一般
研究機関上智大学

研究代表者

北島 昌史  上智大学, 理工学部, 助手 (20291065)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード配向分子 / 電子散乱 / 解離性イオン化
研究概要

本研究の目的は、高強度静電場やレーザー電場などの外場を加える方法を用いずに、分子軸の方向を空間的に固定された分子による電子の散乱断面積を実験的に測定し、電子が分子に散乱される際の分子の配向に関する知見を得ることである。本研究では、分子の解離性イオン化過程に着目し、解離性イオン化により生成する解離イオンを散乱電子と同期して測定することにより散乱時の分子軸の配向情報を得る手法を用いた。分子の解離が分子の回転周期に比べて速い解離過程を選び解離イオンを検出すれば、その放出方向には散乱時の分子軸の配向が直接反映されていると考えられる。この手法での測定のためには、散乱電子、解離性イオン化による放出電子および解離イオンのすべてについて運動エネルギーと角分布を得る必要があるため、散乱電子および放出電子のエネルギーを同時に測定出来る静電型エネルギー分析器の製作を行った。この電子エネルギー分析器には位置敏感型のマイクロチャンネルプレート電子検出器を使用し、計測回路を工夫することで散乱電子と放出電子の両者を1台の電子エネルギー分析器で測定することとした。一方、解離性イオン化により生成した解離イオンは、捕集効率を良くするために、ある程度の運動エネルギーをもったもののすべてを捕集する阻止電場型のものを製作した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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