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小児期ヒト椎骨の発達に関する人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13740497
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人類学(含生理人類学)
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

星野 敬吾  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (30308506)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード人骨 / 形質人類学 / 椎骨 / 椎弓 / 椎体
研究概要

ヒト椎骨がどのような骨化過程を経て完成するのかを調査した。資料には鎌倉市由比ヶ浜南遺跡出土の古人骨28体を用いた。推定年齢0歳〜12歳の28体について、椎骨の一次骨化中心がいつどのような順序で骨性結合するのかを確認するのが本研究の目的である。
椎骨の一次骨化中心は椎心に一つ、椎弓の左右に各一つずつの計三つがある。胎生期に出現した一次骨化中心は、生後1年以内に椎弓の両側にある二つが骨性結合することが知られている。その順序は腰椎から頚椎へ進行するとされている。
生後3歳〜6歳にかけて、椎心と椎弓の間で骨性結合が進行し、各椎骨が形成される。本研究の結果、その順序は頚椎および腰椎から始まり中位胸椎に向けて進行することがわかった。これはこれまでにいわれていた見解と全く異なるものであり、今後、幼児骨の年齢推定において役立つ新たな知見となった。
さらにこれまでの蓄積データとの照合から調査手法の改善、観察項目の見直しなどを行った。
なかでも平成14年8月にイギリスリバプール大学に所蔵の人骨標本を調査する機会を得て、20体に及ぶ個体数を観察、写真撮影を行った。それまでの調査標本とは異なった年齢層の人骨標本であることや、人種間の差を確認できる標本として興味深いものであったのだが、残念ながらその保存状態の不良なものが多く、かつ年齢層の異なる標本ということでこれまで行ってきた観察手法が使用できず、有効なデータとすることが困難であった。今後、データの利用法を再検討する。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Hirata, C.Oku, K.Hoshino: "Analysis of injuries by swords in medieval Japanese skeletons from Kamakura"Proceedings of the Joint Congress of the 55th annual meeting of Anthropological Society of Nippon and the 17th annual meeting of Primate Society of Japan. 103-105 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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