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各種銀化合物(AgX,X=I,S,Se,Te)超微粒子の作製とその構造および物性

研究課題

研究課題/領域番号 13750021
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用物性・結晶工学
研究機関山口東京理科大学

研究代表者

田村 早苗  山口東京理科大学, 基礎工学部・物質・環境工学科, 講師 (90277286)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード超微粒子 / 逆相ミセル法 / ヨウ化銀 / 硫化銀 / セレン化銀 / テルル化銀 / 中性子小角散乱
研究概要

本研究で用いた逆相ミセル法は、界面活性剤を有機溶媒に溶解し、微量の水を添加・分散させることによって、極性基を内側に向けた逆相ミセルを形成し、その内部水相を微小反応場として超微粒子を析出させる方法である。反応場のサイズ(ミセルの大きさ)を、水の添加量と界面活性剤の濃度の比(w=[界面活性剤]/[H_2O])でコントロールすることが可能であり、ミセルサイズはwに比例して大きくなる。逆相ミセルの構造についての知見を得ることは、内部水相内で起こる核生成、結晶生成のプロセスを知ることにつながる。これらは、最終的に得られる超微粒子の物性に大きく関わることから、ミセル構造を解析することは重要である。前年度は、内部水相にAgI超微粒子を内包したw=8の逆相ミセル(溶媒:トルエン-d_8)に関して、温度とミセルの構造の関係を検討した。さらに今年度は、溶媒として、微極性のトルエン(-d_8)に加えて無極性のヘプタン(-d_<16>)を用いた場合に関して、wを変化させて(w=2,4,8,16)中性子小角散乱の測定を行った。その結果、wの値はQ vs. I(Q)カーブの形に影響を与え、wの減少とともにhigh Q側にシフトした。さらに、溶媒にヘプタンを用いて測定を行った場合のカーブの形は、トルエンに関して測定を起こった場合のカーブの形と明らかに異なっており、溶媒の極性がミセルの構造に影響を与えていることがわかった。データの解析の結果、微極性のトルエンを用いたときよりも、無極性のヘプタンをを用いた場合のほうが、ミセルサイズが小さくなり、したがって得られる超微粒子のサイズも小さくなることがわかった。さらに上記の試料の一部に関して、中性子小角散乱測定用の試料と同一バッチでTEM観察用試料を調製し、溶媒の違い及びwの値と粒子径分布の関係を調べた結果、中性子小角散乱の結果を裏付ける結果を得た。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sanae Tamura: "Colloidal silver iodide : Synthesis by a reverse micelle method and investigation by a small-angle neutron scattering study"Journal of Electroanalytical Chemistry. (in printing). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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