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介護用空気圧ロボットアームの性能評価

研究課題

研究課題/領域番号 13750193
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関東京工業大学

研究代表者

川嶋 健嗣  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (40300553)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード空気圧サーボシステム / 介護用ロボット / 流体制御 / 圧縮性流体 / 圧縮制流体
研究概要

空気圧シリンダを用いたリハビリ支援用ロボットアームの性能評価をより一般化するために,スティフネス制御を用いて立ち上がり動作をアシストする実験を多くの被験者に対して行った.被験者の各関節の動きを画像計測し,膝で発生しているトルクを推定することで,アシスト力を定量的に評価した.
また,ロボットの軽量化を図るために,アクチュエータに空気圧ゴム人工筋を用いたロボットアームを設計製作し,その制御を行った.
その結果以下の知見を得た.
1)被験者の体重差が1.5倍あると,同一の制御パラメータではアシストの割合が2倍程度異なることがわかった.体重が重いほど,同一の条件下ではアシスト率が小さくなる.
2)上記の結果より,被験者の体重が既知である必要がある.地面に水平になるように制御されたアームに被験者がもたれかかった時,45kgから95kgの被験者に対して体重とシリンダにかかる力には多少のばらつきはあるもののほぼ比例関係にあることがわかったことから,シリンダの圧力差から体重を推定するシステムを構成した.
3)チューブ自体に繊維が編みこまれた一体型となっている,新型の空気圧ゴム人工筋を用いたロボットアームを設計製作し,従来の空気圧シリンダを用いたロボットに比べ大幅に軽量化できることを示した.
4)設計製作したロボットアームの制御系方法としては拮抗駆動する2本のゴム人工筋の内部圧力差を制御するPI圧力制御系のマイナーループと微分先行型PI-D位置制御系からなるカスケード制御系を構成し,良好な位置決め制御が可能なことを明らかにした.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 川嶋健嗣, 舩木達也: "リハビリ支援用空気圧ロボットアームの力制御の評価"日本フルードパワーシステム学会論文集. Vol.32, No.1. 8-13 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] N.NAKAMURA, M.SEKIGUCHI, K.KAWASHIMA et al.: "Developing a Robot Arm using Pneumatic Artificial Rubber Muscles"Power Transmission and Motion Control. 365-375 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 川嶋健嗣, 関口正人, 中村尚弘, 香川利春: "空気圧ゴム人工筋を用いたロボットアームの開発"フルードパワーシステムワークショップ講演論文集. 33-34 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] K.Kawashima, N.Nakamura: "Pneumatic Artificial Rubber Muscles for Disaster Restoration"IEEE/SSRR2003 Poster Session. (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Toshiharu KAGAWA, Kenji KAWASHIMA, Teruo TOYODA: "Application of Pneumatic Servo Manipulator in Disaster Recovery Remote Robotics"Power Transimission and Motion Control. (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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