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水道圧駆動を可能とするローラー圧接式モータの開発とそのロボット駆動系への適用

研究課題

研究課題/領域番号 13750211
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東京工業大学

研究代表者

塚越 秀行  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (50313333)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード流体アクチュエータ / 水圧モータ / 水道圧モータ / 水圧モーター / 流体アクチュエーター / 水圧
研究概要

本研究では、機械可動部が流体と直接接触することなく、流体エネルギーから回転運動を取得できる流体圧モータ(IP Motor-I)を開発した。ドラム内壁に巻かれた柔軟チューブ内部に流体を流すと、柔軟チューブを摺動するローラーが高圧側から低圧側へ自転しながら公転し、回転トルクを生成できる構造である。また、柔軟チューブを2本対向して使用することにより、1本のみでは生じるローラー不動状態の特異点を回避することもできる。このような駆動方式は、漏れ防止のパッキンが不要なため低圧駆動が可能なうえに、錆や腐食の懸念もないため、いまだ実用化されていない家庭用水道圧モータとして適している。開発したIP Motor-Iは直径120[mm]の円筒形をなし、水道圧で動かした結果最大で15[W]の出力を生成できた。70kgfの人間の持ち上げ動作においては、20[mm/s]の移動が可能となる。このような状況でも容易に使える速度制御用の弁も開発した。
さらに、直径60[mm]の円筒形状に小型化したIP Motor-IIの開発も行った。これは、ドラム内部において軸と平行に柔軟チューブを配置することによって実現できた。動作はステッピングモータのような間歇的回転運動を生成し、切換え弁の代わりに自励振動による切換え機能を開発中に発見した。これら水道圧駆動モータは、今後さらに進化を遂げ、家庭内における新たな市場の発展につながるものとなろう。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 北川 能, 塚越 秀行, 田圃 圭祐: "自励振動を用いた水道圧ステッピングモータ:IP Motor-IIの開発"日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会(2003). (発表予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] H.Tsukagoshi, S.Nozaki, A.Kitagawa: "Versatile Water Hydraulic Motor Driven by Tap Water"IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems. F-AII-2 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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