研究課題/領域番号 |
13750275
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤井 彰彦 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80304020)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 導電性高分子 / 蛍光 / エレクトロルミネッセンス / レーザー / 微小共振器 / 超格子構造 / 有機半導体 / 有機EL |
研究概要 |
本研究では、新規に合成したポリパラフェニレンビニレン(PPV)誘導体やポリアセチレン(PA)誘導体といったπ電子共役系が発達し、しかも強い発光性を示す導電性高分子を用いてマイクロリング構造を作製し、その電気的性質や光学的性質等を明らかにした。特にPPV系導電性高分子を用いた導電性高分子超格子構造においてマイクロディスク構造の作製が可能となった。以下に研究成果を具体的に示す。 (1)交互吸着法による導電性高分子超格子構造の作製し、さらにフォトレジスト法を導入することでマイクロディスク構造の作製に成功した。導電性高分子薄膜の表面状態を光学顕微鏡、SEM等で評価した。 (2)交互吸着法による導電性高分子超格子構造の作製において、低分子蛍光色素のドーピングに成功し、その光学的性質について評価した。この技術により発光波長の制御が容易に可能となった。 (3)PPV系の導電性高分子マイクロリング超格子構造を有機EL素子に応用することに成功し、その電界発光特性を明らかにした。2次元的な素子形状の加工が可能になったことから、あらゆる微細構造発光素子応用が導電性高分子超格子構造に適用できることを示した。
|