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複数のオブザーバによる状態方程式のパラメータ推定

研究課題

研究課題/領域番号 13750429
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 制御工学
研究機関山形大学 (2002)
大阪府立大学 (2001)

研究代表者

村松 鋭一  山形大学, 工学部, 助教授 (40273809)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードオブザーバ / 状態方程式 / パラメータ推定 / 制御理論 / システム同定 / 線形時不変システム / モデリング / 制御系設計
研究概要

線形時不変システムの状態方程式の係数行列に未知な要素が含まれるとき,それらの未知パラメータをシステムの入出力データから推定する方法について研究を行った.未知パラメータの数+1個のオブザーバをある条件を満たすように構成するとき,それらのオブザーバによる出力推定値のある種の線形結合がシステムの出力に漸近する.そして,この線形結合の重み係数が未知パラメータとなるので,システムの出力と各オブザーバの出力推定値を用いることによって,未知パラメータの推定値を得ることができる.今年度は特にパラメータのオンライン推定について考察し,制御系へ適用可能な推定則を導出した.この推定則は,プラントの入出力信号を複数のオブザーバに通過させて得られる出力推定値と,プラントの出力値との誤差ベクトルをオンラインで入手し,適切なゲイン行列を設定することにより推定値を真値に漸近させるものである.これにより,プラントのパラメータの値が環境によって変化する場合でもそれを検知することができ,プラントの動特性変化に対応できる適応的な制御系を構成できるようになった.得られた推定則の有効性を検証するため,航空機の空力パラメータの推定への応用例を考え,推定のシミュレーションを行い良好な結果が得られた.さらに適応推定則の制御系への適用についても考察を進め,複数のオブザーバを組み合わせたシステムの次数を少なくできる実現法を示した.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Nakamura, E.Muramatsu, et al.: "Adaptive Estimation of Stability Derivatives via Multiple Observers"Proceedings of the SICE Annual Conference. 2343-2346 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村松鋭一, 池田雅夫: "複数のオブザーバによる状態方程式のパラメータの適応推定"第35回計測自動制御学会北海道支部学術講演会論文集. 67-70 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村松鋭一: "複数のオブザーバによる状態方程式のパラメータ推定"計測自動制御学会論文集. 37. 954-959 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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