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浅海域における波浪を考慮した海面抵抗の評価法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13750488
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 水工水理学
研究機関京都大学

研究代表者

馬場 康之  京都大学, 防災研究所, 助手 (30283675)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード広域海浜流 / 海上風 / 吹送流 / 戻り流れ / 海面抵抗 / 浅海域
研究概要

本研究は,荒天時において沿岸海域の広範囲に発生する流動場と,流動場の外力である風域場および波浪場との関係を明らかにすることを目的として実施されたものであり,現地観測の実施および観測データの収集と,流動場のモデル化の2点から構成されている.
強風・高波浪が来襲する荒天時において,沿岸海域には海上風の影響を強く受けた流動場が形成されることが明らかとなりつつあり,この流動場は海域の広範囲にわたって発生するため,沿岸環境,広域漂砂系に与える影響も大きく,そのメカニズムを明らかにすることは,今後の海岸管理を構築する上の重要な要因のひとつである.
現地観測データの整理,解析より,流動場と外力となる風域場,波浪場に関する検討が行われ,荒天時に沿岸方向に卓越する流動場を表現するためには,海上風の影響を考慮する必要があり,加えて強風により発達した波浪場の影響も同時に取り込む必要が指摘され,双方の影響を反映させた流動場のモデルが提案されている.また,岸沖方向には波浪が支配的要因となる沖向きの流れの発生も確認されている.この沖向きの流動は,強風・高波浪を伴う荒天時に特に発達するもので,時間的スケールはさほど大きくないものの,海岸侵食等に大きな影響を持つことは容易に想像される.そこで,本研究において提案されている荒天時の流動場に関するモデルを,漂砂モデルに適用することを試みた結果,従来よりも広範囲にわたって漂砂が生じていること,荒天時に生起する漂砂は短期間ではあるものの,海岸地形に大きな影響を及ぼす可能性のあることを示している.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Baba, Y., Yamashita, T., Kato, S.: "Sea Surface Stress's Relation to Whitecap Dissipation in the Shoaling Zone"Proceedings of 28th International Conference on Coastal Engineering, ASCE. (in press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Baba, Y., Yamashita, T., Abbas, Y., Gobuichi, T.: "EMPIRICAL FORMULATION OF COASTAL CURRENTS AND SEDIMENT TRANSPORT RATE UNDER STORM CONDITION"Recent Advances in Marine Science and Technology 2002, PACON International. (in press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 馬場康之, 山下隆男, Abbas Yeganeh, 五歩一隆重: "強風・高波浪時の海浜流底面流速場および広域漂砂量の平面分布の推算式"海岸工学論文集. 第49巻. 591-595 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 馬場康之, 山下隆男, 加藤 茂: "傾斜海浜上における風波エネルギーと生成される平均流についての実験的検討"海岸工学論文集. 第48巻. 46-50 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Baba, Y., Yamashita, T., Kato, S: "Sea Surface Stress's Relation to Whitecap Dissipation in the Shoaling Zone"COASTAL ENGINEERING 2002.

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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