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道路投資評価における価値規範の地域間格差分析

研究課題

研究課題/領域番号 13750515
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関高知工科大学

研究代表者

轟 朝幸  高知工科大学, 工学部, 助教授 (60262036)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード道路整備 / 投資評価 / 多基準分析(MCA) / 階層化意志決定法(AHP) / 価値規範 / 地域格差
研究概要

道路投資評価においては,多岐にわたる投資効果を的確に捉える必要がある.それら効果は,国民的合意が得られる価値規範(一般には道路事業者の価値規範によって代替)による重み付けがなされ,採択の意志決定の参考とされるのが一般である.そこで用いられる価値規範については,地域による格差があるものと考えられる.
そこで,本研究では,意志決定時の価値規範を明示的に扱う手法として提案されている多基準分析(MCA)を用いて,都市と中山間地域を担当する道路事業者の持っている道路投資評価に対する価値規範を定量的に表し,両者の間にある地域間格差の状況を明らかにすることを目的として研究を進めてきた.
昨年度に引き続き,関連する既往研究や事例をレビューしながら,多基準分析手法を体系的に整理し,道路事業者の事業採択基準に関する価値規範を定量的に計測できる階層化意志決定法(AHP)を基本とした手法の確立を試みた.
提案した手法を用いて,道路投資評価に関する重み付けを,愛媛県西部自治体の首長および道路管理担当者を対象としてアンケート調査(一対比較形式)により探り出した.その結果,都市地域では,都心の渋滞対応や都市再生に重点がおかれ,一方中山間地域では,ネットワークの拡張に重点がおかれる結果であった.
2カ年間の研究を通じ,道路投資評価における価値規範の地域格差について分析を行い,研究の成果として,都市地域と中山間地域の価値規範には相違があることを明らかにできた.また,それらの間にあるコンフリクトの大きさを計測する手法についても言及することができた.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] ONGPRASERT Saratchai(他2名による共著): "Sensitivity analysis implementation in the evaluation of Kyushu international airport site selection"Proceedings of the ICIT, International Conference on Inter-City Transportation. Vol.2. 644-650 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 小倉孝志, (他3名による共著): "中山間地域の道路事業に関する評価基準の考察"土木計画学研究・講演集, 土木学会. 24(1). 509-512 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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