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室内化学物質空気汚染における生活スタイルのリスク評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13750564
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関県立新潟女子短期大学

研究代表者

坂口 淳  県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 講師 (90300079)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードシックハウス / 化学物質空気汚染 / 換気 / ホルムアルデヒド / 揮発性有機化合物 / 住宅 / 各種店舗 / 室内空気汚染 / リスク評価 / 呼吸 / 在宅時間
研究概要

本研究は生活スタイルでどのくらい室内空気質および居住者の化学物質の暴露リスクがどのように変化するか明らかにすることを目的とする。昨年度は、合板の等級の変化と換気の運転状況などの生活様式によって家族各々がホルムアルデヒドをどのくらい体内に取り込められるか算出し、これらに基づくホルムアルデヒドのリスク値を明らかとする。計算の結果、在宅時間の短い父親は、ほぼ一日中在宅している母親よりも約4割リスクが低く、子供は母親よりも約3割リスクが低い傾向がある。またFC0合板と比較して、FC1合板は約3倍、FC2合板は約9倍リスクが増加する。今回の算出結果では換気方式による違いは少なく、昼間弱運転の換気方式が一番リスク高く常時運転型の換気方式よりも4%リスクが増加することが明らかとなった。本年度は買い物等で住宅以外の建物室内環境でどのくらい化学物質に暴露しているか実態調査を行う。理髪店、美容院、クリーニング店、ホームセンター、ワンコインショップ、百貨店などの各種店舗を対象にホルムアルデヒドおよびVOCの測定を行う。測定の結果、今回測定した店舗のホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン濃度は、どの店舗も厚生労働省のホルムアルデヒド濃度指針以下の9から29マイクログラム/立方メートル濃度である。VOC濃度の測定結果はどの測定店舗もいずれの物質の濃度も厚生労働省の指針値以下の値であるが、濃度分析した物質ではトルエンのみが比較的高い濃度である。トルエン濃度の高い建物ほど、トータルVOC濃度も高い傾向がある。今回の測定結果では、特に靴屋はトータルVOC濃度が386マイクログラム/立方メートルであり、濃度定量してない他の物質をいれると指針値を越える可能性が高い。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Jun Sakaguchi, Shin-ichi Akabayashi: "Field survey of indoor air quality in detached houses in Niigata Prefecture"Indoor Air. Volume13, Supplement. 42-49 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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