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交流加圧法による実用的な気密性能測定システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13750565
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関宮城工業高等専門学校

研究代表者

小林 仁  宮城工業高等専門学校, 建築学科, 講師 (80280329)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード交流加圧法 / 相当隙間面積 / 実在建物 / 数値計算 / 外部風速 / 内外温度差 / 気密性能 / 測定システム / 測定原理 / 隙間の流れの特性値 / 隙間の相当開口面積 / 実大建物
研究概要

今年度の研究では,宮城工業高等専門学校内に新設された木造小型平屋の試験住戸並びにRC造教室棟の教室部分を対象に,昨年度までの実験で用いていた測定システムをベースとして測定を繰り返して行っている.更に,昨年までの測定結果も合わせ,それらを基に,(1)実在住宅・RC造建物の教室空間を対象に,直流加圧法と交流加圧法の測定を行い,両者の結果を比較することにより,実在建物の気密性能測定に交流加圧法を用いる場合の精度について検討,(2)旧小型住宅での測定結果を基に,測定中の室内外差圧,外部風速,室内外温度差が測定される隙間量に与える影響について検討,(3)新小型住宅での直流加圧法と交流加圧法の測定結果を基に,気密性能の長期的な経時変化について検討,(4)数値計算及び旧小型住宅での測定結果を基に,新たに提案した気密性能の算定方法と従来の方法の結果を比較することにより精度について検討,等を行っている.
以上の結果,(1)実在建物の気密性能測定に交流加圧法が適用できること,(2)内外差圧,外部風速,内外温度差と隙間量の間に相関性が認められたこと,(3)半年間の測定では建物の気密性能に大きな経時変化は認められなかったこと(4)新たに提案した気密性能の算出方法により,各種パラメータが十分な精度で求められること,等の知見が得られ,交流加圧法に基づく測定システム・隙間量の算定方法を確立する上で重要となる,基礎的なデータを蓄積することができたといえる.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山田慎人, 内海康雄, 小林仁: "夏期における住宅室内の温熱環境の改善に関する研究 その5 改良型パッシブクーリングシステムを設置した小型試験住宅での温熱・湿気環境の実測"日本建築学会東北支部研究報集. 第64号. 113-116 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 下田中千春, 内海康雄, 小林仁: "ペリメータ空間の温熱環境に関する研究 その8 教室の温熱環境に関するアンケート調査及び実測"日本建築学会東北支部研究報集. 第64号. 117-120 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平松徹也, 内海康雄, 小林仁: "換気効率を用いた実在住宅における換気システムの性能評価に関する研究 単室一様混合を仮定した簡易な空気齢測定手法の検討"日本建築学会計画系論文集. No.547. 41-48 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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