研究課題/領域番号 |
13750693
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
松本 秀行 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (90313345)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | マイクロリアクター / ソフトセンシング / ハイブリッドシミュレーション / フリーフロー電気泳動 / 輸送現象 / 柔軟性 / プロセス / 運転操作 / ニュートラルネットワーク / シミュレーション / 電気泳動 |
研究概要 |
微小空間に多数のセンサーを配置することが難しいと想定されるマイクロリアクタープロセスの運転操作を効率よく行うための、ユーザー指向ソフトセンシングシステムの構築を目標とし、フリーフロー電気泳動法を用いたマイクロ分離プロセスを対象とした、ハイブリッドモデルシミュレーションシステムの構築ならびに同システムのソフトセンシングシステムとしての有用性の検討を行うことで、以下の成果をあげることができた。 1.汎用流体解析ソフトウェアを用いた二次元マイクロフリーフロー電気泳動(mFFE)装置内部の輸送現象シミュレーションにおいて、Navier-Stokes方程式モデルとエネルギー方程式モデルに、電気浸透流速度の推算モデルと電極付近発熱量の推算モデルの両マクロ的モデルを融合させることで、高電圧負荷操作を考慮に入れたシミュレーションシステムを構築した。さらに、既往の研究で実験結果として報告されている装置表面上の不均一な温度分布とシミュレーション結果との間に、定性的に良好な一致が認められたことで、同システムの有効性を見出すことができた。 2.CBB水溶液等を用いたmFFE装置内部の輸送現象可視化実験を行い、mFFE装置の材質、その内部構造、電極や配管といったユーティリティシステムの構造などと、種々の操作変数との間の相関関係を構築することで、前述のシミュレーションシステムに関して、新たなミクロ的モデル(例:局所的電流密度の推算モデル)と現存のモデル群との柔軟な融合の必要性が見出された。さらに、同システムのセンシング目的変更に対応しうるための機能の付加に関しては、マイクロ化学プロセス集積化のためのマルチエージェント指向シミュレーション手法の開発を試みることで、種々のモデルの階層化機能だけでなくモデル選択の柔軟な意思決定機能の重要性が認められた。
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