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高ひずみ速度領域における変形機構を考慮した材料構成関係に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13750850
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 船舶工学
研究機関九州大学

研究代表者

後藤 浩二  九州大学, 工学研究院, 助教授 (60274487)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード応力 / ひずみ関係 / 高速負荷 / ひずみ速度 / 活性化自由エネルギー / 丸棒引張試験 / 高速度画像計測 / 材料構成関係 / 破壊靱性値 / 統計力学 / 転位挙動の量子化
研究概要

本年度は以下の項目に関して検討を行った.
1.任意ひずみ速度・温度条件下での応力/ひずみ構成関係を記述するためのパラメータF_nを統計力学的観点からの考察に基づき導出した.
2.溶接構造用鋼SM400B及び建築用鋼材SN400Bから丸棒引張試験片を作成し,種々の載荷条件下(最大負荷速度2000mm/s)で,引張試験を実施した.実験に際しては高速負荷条件下での試験片直径変化の計測システムを検討して,高速画像撮影とパソコンによるデータ処理の手法が適していることを確認した.また,くびれ変形に伴う真応力の補正に関して,圧延鋼板から試験片を採取したため,従来用いられているBridgemanによる補正方法がそのまま適用できるか否かが不明であるため,これを調査し,最小くびれ断面形状が楕円形になる場合であっても,同補正方法が適用できることを確認した.
3.上記の引張試験結果を参照し,パラメータ中の変数の表示式を同定した.
4.最後に,本研究で提唱した材料構成関係推定手法の妥当性を,丸棒引張試験結果との対比により確認した.その結果,大変形領域まで含めて,本研究で提唱した材料構成関係が適用可能であることが判明した.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 中山伸, 後藤浩二, 豊貞雅宏: "任意温度/ひずみ速度下における構成方程式を記述するパラメータに関する一考察"溶接構造シンポジウム2002講演論文集. 184-187 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 中山伸, 後藤浩二, 豊貞雅宏: "ひずみ速度および温度の影響を考慮した構成方程式の高精度化に関する研究"西部造船会会報. 150(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 豊貞雅宏, 後藤浩二, 中山伸: "統計力学を応用した破壊靭性値の評価指標に関する研究"日本造船学会論文集. 190. 569-577 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] M.Toyosada, K.Gotoh, S.Nakayama: "A Study of Crack Depth Effect and Scattering of Fracture Toughness in Three Point Bend COD Specimens"Proceedings of ICF 10. ICF737 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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