• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

CFDによる船殻工場における溶接ヒュームの拡散制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13750856
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 海洋工学
研究機関九州大学

研究代表者

胡 長洪  九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (20274532)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード数値流体力学 / 金属ヒューム / 固気混相流 / 2流体モデル / 労働安全性
研究概要

本研究では造船所の船殻加工・組立工場において工作時に溶接・切断により発生したヒュームの拡散状態を把握して,高効率の換気システムの設計に応用するために,2相流問題に関するCFD(数値流体力学)方法を開発してきた。本年度は本研究の最終年度で以下のような研究成果が得られた。
(1)前年度に完成した2流体モデルに基づく三次元乱流熱流体に関する数値計算プログラムについて改良を行った。そして改良したプログラムを使ってある内業工場において実状況に対応する数値シミュレーションを行い,現場計測した数点の温度・ヒューム濃度と比べて,プログラムのチューニングを行い,本数値計算法を将来に実際の内業工場換気設計に応用する計算を行うための検証を行った。
(2)実際の内業工場に対する三次元CFDシミュレーションを行う際,計算機の能力の制限で計算格子の数が多く取れず,ヒューム移動の計算精度を上げるために対流計算に対して数値拡散の少ない高精度のスキームが望ましいことが分った。従って,本年度では高精度の対流計算スキームと知られるCIP法に対して多相流問題への応用についての研究を行い,このスキームの有効性を確認したと共に,本研究で開発したヒューム拡散の数値計算方法への応用も可能であることが分った。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 福地信義, 胡長洪: "内業工場における金属ヒュームの換気制御と労働安全性に関する研究,(その1)換気流解析"日本造船学会論文集. 191. 159-168 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 胡長洪, 柏木正, 桃木勉: "CIP法を用いた波浪・構造物衝撃現象の数値解析"第15回計算力学講演会講演論文集. 433-434 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 胡長洪, 福地信義: "機能システムに係わる非等温乱流場の現象解析(その2)壁体熱放射の影響を考慮した室内の乱流熱対流"日本造船学会論文集. 第189号. 127-135 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 胡長洪, 福地信義: "LESによる乱流熱対流の数値解析に関する研究"西部造船会会報. 第102号. 209-217 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi