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体細胞胚のABAによる乾燥耐性獲得機構の解析及びストレス耐性植物の作出

研究課題

研究課題/領域番号 13760009
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関東京農業大学短期大学部

研究代表者

和久井 健司  東京農業大学短期大学部, 生物生産技術学科, 講師 (40331433)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードBrassica napus / Nicotiana tabacum / 不定胚 / ストレス耐性 / ABA / Lea遺伝子 / ME-leaN4 / Leaプロモーター / Lea遺伝子プロモーター
研究概要

本研究は、ABA処理によりナタネ(Brassica napus)小胞子由来胚に誘発される乾燥耐性の機構を明らかにし、ストレス耐性植物を作出することを最終目的とするものであり、本年度は、乾燥耐性能を有するBrassica属植物の小胞子由来胚において発現するLea遺伝子の機能を決定するため、形質転換植物を用いて実験を遂行した。また、これと並行して、Lea遺伝子の発現制御活性の解析を行うため、Lea遺伝子プロモーター-GUS遺伝子を形質転換した植物を用いた、当該プロモーター活性の解析に関する実験を行った。
ナタネ花粉由来胚より単離したLea遺伝子、ME-leaN4(以下、leaN4)を35S及びMAT037プロモーターに、センス及びアンチセンス方向に連結した、pMAT::leaN4、pMAT::Anti-leaN4、p35S::leaN4遺伝子を導入した形質転換体タバコ(T1個体)を用い、0.6〜1.5%NaCl、200〜400mMソルビトール及び、5〜8%PEGを含む培地における生育を調査した。その結果、ソルビトール処理区においてわずかながらME-leaN4発現個体における優位な生育が認められた。さらにpMAT::leaN4ならびに、p35S::leaN4遺伝子を導入した形質転換種子を0〜1.5%NaCl条件下に置床した結果、1.2%以上のNaCl条件下において、非形質転換種子と比較し、高い発芽率を示した。
また、Leaプロモーター::GUS遺伝子のコンストラクトを導入したタバコ形質転換個体の、ABAおよび種々のストレス条件下におけるGUS発現の有無を調査した結果、10、100mM ABA及び5%NaCl処理により著しいGUS発現が、また400mMソルビトール及び乾燥処理においてもわずかながらGUS発現がみられた。その一方、低温(4℃)によるGUS発現は認められなかった。さらに、pLeaのdeletionクローンを作製し、トランジェントアッセイを試みた結果、各deletionプロモーターの下流に連結したGUS遺伝子における発現誘導に差異がみられた。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Wakui K, Takahata Y: "Isolation and expression of Lea gene in desiccation-tolerance microspore-derived embryos in Brassica spp"PHYSIOLOGIA PLANTARUM. 116. 223-230 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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