• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

水田生態系に生息する有用寄生蜂を用いた化学農薬の影響評価プロトコール策定

研究課題

研究課題/領域番号 13760039
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 植物保護
研究機関九州大学

研究代表者

上野 高敏  九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (60294906)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード生物的防除 / 天敵利用 / アオムシヒラタヒメバチ / 寄生蜂 / イネ / 生物多様性 / 影響評価
研究概要

本研究課題は,水田生態系に生息する有用寄生蜂を試験生物とした化学農薬の影響評価法を策定することを目的としている.前年度は試験生物として優れた寄生蜂種の選抜を主たる研究課題とし,結論としてアオムシヒラタヒメバチが各種の農薬試験に適していることが判明した.
そこでアオムシヒラタヒメバチを試験生物とし,水田で使用される主要化学農薬(殺虫剤)3種(有機リン系,カーバメイト系,IGR系)を用いた影響評価法について検討した.影響評価にあたっては,単に蜂が死亡するかどうかだけを見るのではなく,その繁殖行動への影響も評価項目に加えた.
新手法として,試験対象の化学農薬に一定時間暴露後の蜂の回復率調査や繁殖能力や産卵行動調査を考えた.従来の主要な手法は,試験生物がノックダウンするかどうかだけで薬剤の影響を評価するが,これでは過人評価となってしまいがちである.この新手法により,従来の手法のマイナス面をおぎなえると考えられた.カーバメイト系の薬剤では,一度ノックダウンしても短時間後に回復し,正常に繁殖できる個体が多数観察された.実際の野外環境下では寄生蜂が農薬散布場所から避難することが想定されるわけであり,そのような避難行動を考慮した試験方法として有効であると考えられたのである.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi