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トランスフェリンによる共同性アニオン結合の構造機構:「ミサイル療法」のためのドラッグデザインの基盤研究として

研究課題

研究課題/領域番号 13760065
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関京都大学

研究代表者

水谷 公彦  京都大学, 農学研究科, 助手 (40314281)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードtransferrin / ovotransferrin / iron / anti-cancer / drug-delivery / cancer / Pichia pastoris
研究概要

トランスフェリンによる共同性アニオンの結合機構を解明するため、オボトランスフェリンのNローブに相当するN半分子(1-332に相当)のWild Typeおよびアニオン結合サイト内の残基(Thr117)の変異体(T117G)の発現を行った。発現系の構築はメタノール資化性酵母(P. pastoris)を用いて行い、培地中に分泌された組換タンパク質を、イオン交換カラムクロマトグラフィーにより精製した。
Urea-PAGEにより検討した結果、Wild TypeおよびT117G変異体は、天然のものと同様の鉄結合能を持つことが明らかになった。オボトランスフェリンN半分子の変成温度は、鉄イオンが結合したホロ型は、鉄イオンが結合していないアポ型より23℃高く、鉄イオン結合による安定化が起こることが知られている。示差走査熱量分析(DSC)により、組換オボトランスフェリンN半分子の変成温度を測定したところ、アポ型(Wild Type:55.1℃,T117G変異体:54.5℃)、ホロ型(Wild Type:74.7℃,T117G変異体:74.9℃)ともにほぼ同じであり、Thr117が鉄イオン結合による熱安定化に、ほとんど寄与していないことが示唆された。また、組換オボトランスフェリンの立体構造を明らかにするため、Wild TypeおよびT117G変異体の結晶化を、各種スクリーニング試薬を用い、蒸気拡散法により行ったが、結晶構造解析に適した結晶は得られなかった。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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