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種子貯蔵タンパク質液胞輸送機構の迅速解析システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 13760066
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関京都大学

研究代表者

丸山 伸之  京都大学, 農学研究科, 助手 (90303908)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードダイズ / タンパク質貯蔵液胞 / 種子貯蔵タンパク質 / 細胞内輸送
研究概要

昨年度、ボンバードメント法による遺伝子導入と落射型蛍光顕微鏡及び共焦点レーザー顕微鏡観察を組み合わせることにより、GFPを用いたトランジェントアッセイシステムを開発した。そして、本方法によりダイズβ-コングリシニンα'サブユニットのC末端24残基が液胞輸送に重要な働きをしていることを示した。本年度は、さらに詳細な解析を進め、α'サブユニットのC末端10残基が液胞中の区画であるマトリックスへのシグナルとなっていることを明らかにした(Nishizawa et al.,Plant J.,2003,in press)。
GFPを用いたアッセイ系に加えて、各種貯蔵タンパク質欠失ダイズに、ダイズ貯蔵タンパク質の遺伝子を導入し、間接蛍光抗体法によって輸送部位を同定するアッセイ系の構築を試みた。この方法を確立することにより、ダイズ種子貯蔵タンパク質の輸送機構をダイズ種子中で詳細に解析することが可能となる。まず、一般的な品種を用いて、内在性のダイズ種子貯蔵タンパク質(グリシニン及びβ-コングリシニン)を間接蛍光抗体法によって検出するための条件(固定時間、固定試薬、グリシニン及びβ-コングリシニンの抗体濃度、蛍光ラベルした二次抗体の濃度、抗体反応時間など)を検討した。その結果、グリシニン及びβ-コングリシニンの両抗体により、両タンパク質の液胞への局在を特異的に検出する条件を確立した。この条件をもとに、グリシニンを欠失しているダイズ種子に、グリシニンの遺伝子をボンバードメント法により導入し、発現タンパク質の検出を試みた。しかし、グリシニンを欠失しているダイズ種子の内在性タンパク質とグリシニン抗体とが非特異的に反応したため、導入したグリシニンの発現を検出できなかった。今後、使用する抗体の最適化を行うことにより、本アッセイ系を完成できるものと考えている。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nishizawa, K., Maruyama, N.et al.: "A C-terminal sequence of soybean β-conglycinin α' subunit act as a vacuolar sorting determinant in seed cells"The Plant Journal. (in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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