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地衣類の二次代謝に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 13760074
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関秋田県立大学

研究代表者

原 光二郎  秋田県立大学, 生物資源科学部, 助手 (10325938)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード地衣類 / 共生 / 二次代謝 / 二次元電気泳動 / ポリケチド合成酵素
研究概要

地衣類の採集・培養
これまで得ていなかったLetharia columbiana、Letharia vulpinaの2種のサンプルはカナダの研究者より、Pseudocyphellaria crocata(ニセキンブチゴケ)は調査により入手した。
Pseudocyphellaria aurata(キンブチゴケ)は調査でも見つからず入手できなかった。これらは培養条件等の検討を行っている段階である。
地衣成分生産株の培養
すでに培養株のあったVulpicida juniperinus(ハイマツゴケ)、Vulpicida pinastri(コナハイマツゴケ)、のうち、前者の中からは、1年ほどの長期培養によってプルビン酸類様の黄色の代謝産物を培地中に蓄積する株が得られた。その蓄積は、結晶となるほど大量であった。しかし、培養による増殖が非常に遅く、短期培養での生産株の作出が困難である可能性が示された。また、その代謝成分が目的とするプルビン酸類かどうか、まだ結論を得ていない
地衣成分の代謝に関わる遺伝子の単離
後者からは二次代謝産物の合成に関わるポリケチド合成酵素遺伝子のケトシンターゼ(KS)ドメインの増幅を試みた。その結果、830bpの断片が得られ、塩基配列を決定した。240アミノ酸(2つのイントロンを除く)をコードすると推定された。このアミノ酸配列のホモロジーを検索した結果、他の糸状菌の相同遺伝子と高い相同性がみられ、目的とする遺伝子であると考えられた。また、KSドメインとしては、WAタイプと呼ばれるサブグループに属することが分かった。現在、この遺伝子の全長cDNAおよびゲノム領域を解析中である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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